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コロナ第8波で三浦瑠麗、たむらけんじが行政責任をネグって医療機関を攻撃し非難殺到! 2人とも維新の大阪市長候補選定に関与

 しかも、これはたんに橋下氏と三浦氏にかぎった話ではない。吉本芸人であるたむらけんじも最近、こんなツイートをおこなっている。

〈日本医師会さんもうだいぶ儲けたでしょ? もうそろそろ真剣に国民の健康と医療現場のこと考えてくださいよ。5類にしようってあなた達が責任持って覚悟を持って、儲けを考えないで言うてくださいよ。お願いします。もうキツイです。〉

 これには東京都議会議員の尾島紘平氏が〈そもそも間違っているのが「コロナは儲かる」ということです。実際は真逆ですが、医療機関に無理を申し上げて頑張っていただいているのが現実です。国民の健康と医療現場のことを考えれば2類相当のままが望ましかったですが、現状はすでに5類に近いです。たむけんさんのような勘違いが一番キツイです〉と反論をおこなったほか多くのツッコミが寄せられているが、三浦氏による「医療側の努力が足りない」発言といい、あまりに酷いものだろう。

  しかも、注目すべきは、三浦氏もたむらけんじも、維新とベッタリの関係にある、という点だ。

 というのも、来春に予定されている大阪市長選に向け、大阪維新の会では党の候補予定者を決める「予備選挙」を実施するというが、その選考過程では、『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)の司会を長く務めた辛坊治郎氏や『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)曜日レギュラーだった須田慎一郎氏といったヘイト番組の常連たちとともに、三浦瑠麗氏も選考委員に抜擢。以前より維新からの出馬も噂されてきたほど維新とベッタリの関係にあるたむらけんじも、維新が配信しているYouTubeの予備選番組の司会を務めている。

 大前提として、三浦氏や辛坊氏、須田氏が維新の大阪市長予備選の選考委員となること自体、今後、政治的公平性が求められるテレビの司会やコメンテーターを務めていていいのかと指摘せざるを得ないが、それはともかく、重要なのは、医療機関や医師会に対する不当なバッシングが、ここにきて維新と近い三浦氏やたむらけんじから連続して発せられているという事実だろう。

 何度も大阪をコロナで最悪の状況に陥れながら、いまだにその責任についてメディアから徹底追及されることもなく、大阪万博のPRに注力している吉村知事。「医療機関が悪い」「日本医師会が悪い」というキャンペーンが大きくなれば、その恩恵を受けるのは「努力が足りない」吉村知事や松井一郎・大阪市長、岸田政権といった為政者たちだ。三浦氏や橋下氏、たむらけんじといった面々がいったい誰を守ろうとしているのか、よく見極める必要がある。

最終更新:2022.11.20 07:01

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