小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

安倍晋三、甘利明、麻生太郎、山口那津男ら自民・公明幹部が立憲民主党と共産党へのデマ攻撃を連発! 予想以上の苦戦で焦りか

 もっとも、今回の衆院選で、立憲・共産党に対してデマ攻撃を仕掛けているのは安倍元首相だけではない。

 岸田首相の最側近である甘利明幹事長も、メディアの取材やツイートなどで、繰り返し「自由民主主義か共産主義かの選択」と発言している。

 わざわざ説明するのもバカバカしいが、共産党は閣外協力であり、共産主義への移行なんて起きるはずがない。当然、甘利氏の発言に対しては、「デマだ」という指摘はもちろん、「共産主義の対義語、民主主義じゃない」「自由民主主義を破壊しているのは、自民党じゃないか」の声も上がっていた。

 ほかにも、共産党の政策を捻じ曲げたフェイク攻撃は枚挙にいとまがない。やはり岸田首相の最側近である木原誠二・官房副長官兼首相補佐官(東京20区)も出陣の第一声で「私の相手である共産党は自衛隊の予算5兆円を全部削減する。丸裸で中国と対峙しろと言う」などと発言。その共産党の宮本徹候補(東京20区)がツイッターで「木原さん、これ、全くのフェイクじゃないですか。私たち自衛隊の予算を全部削れ、などと言ったことは一度もございません」と反論していた。

 また、公明党の・山口那津男代表も「共産党は天皇制が憲法違反と言っている」とデマ発言。共産党の小池晃書記局長が「わが党の綱領には天皇制は憲法上の制度だと明記しており、荒唐無稽のデマだ」と撤回求めた。

 さらに、麻生太郎自民党副総裁も、22日、自民党の長島昭久元防衛副大臣と立憲民主党の菅直人元首相が激突する東京18区の応援演説で「あちらは立憲共産党になっているじゃないですか。これが事実でしょう」などと発言していた。

 閣外協力で立憲共産党というなら、公明党と連立政権を組んでいる自由民主党は自由公明党、いや、自由創価党ということになると思うのだが、とにかく、自民党は、中国との緊張関係が高まっているなかで、「共産主義」という言葉に対するマイナスイメージを利用して、野党共闘を叩こうという作戦らしい。

 だが、日本共産党はあくまで民主主義の堅持を表明しており、中国共産党とはまったく違う。というか、共産党は中国に対しては弱腰だった安倍・菅政権とは対照的に、香港の言論弾圧問題やウイグル問題などでももっとも厳しく中国に抗議している。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。