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辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!「私は自民党の求めで参考人招致に応じた、そのときの筆頭副幹事長が…」

国会での辻元氏(衆議院TVインターネット審議中継より)


 昨日11日から国会では岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党代表質問がはじまったが、初の論戦であるにもかかわらず、岸田首相は野党の追及に対して「ゼロ回答」を連発。一方、自民党は幹事長に就任した甘利明氏が代表質問に立ち、芝居がかった声で手振り身振りを交えて安倍・菅政権によるコロナ対策が大成功だったと称賛しはじめるという地獄を見せつけた。

 たしかに岸田首相は、質問されている最中なのに隣の麻生太郎・前財務相とニヤニヤ笑い話をしていた安倍晋三・元首相や、原稿を読むのに一杯いっぱいで、ヤジが飛ぶと議長に「注意して」と促してばかりだった菅義偉・前首相とは違い、質問に耳を傾けているふうのポーズをとり、真面目な姿勢を見せていた。

 だが、岸田首相はたんにそれだけ。あれだけ総裁選では「民主主義の危機」を叫んでいたというのに、危機に陥れた安倍・菅政権の問題点はすべて無視し、答弁原稿をマシーンのように朗読するだけだったからだ。

 そして、その岸田首相の本質を華麗に暴いたのが、立憲民主党・辻元清美議員の質問だった。

 代表質問は一括質問のあとに一括答弁するスタイルであるため文語調・演説調になりがちだが、辻元議員は初っ端から岸田首相のほうを見て「総理、予算委員会やりましょ。いかがですか?」と語りかけるなど、口語で質問。予算委員会のような雰囲気をつくるや否や、さっそく牧島かれん・デジタル担当相の接待問題を追及し、さらに岸田首相の本質に切り込む質問を浴びせかけたのだ。

「岸田総理、自民党の総裁選挙のとき以来、『民主主義の危機にある』と何回も発言されてきました。それでは具体的にお訊きします。たとえば、安倍元総理が国会で118回も虚偽答弁をしました。これは岸田総理の言う『民主主義の危機』に当たるんでしょうか? 公文書の改ざんがおこなわれ、自殺者まで出しました。しかし、当時の麻生財務大臣はじめ、政治家はどなたも責任をおとりになっていません。これは『民主主義の危機』に当たるのでしょうか? 個別に、具体的にお答えいただきたい」

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