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モデルナ異物混入発表当日、河野太郎のTwitterがワクチンめぐる混乱を完全無視、自分の著書の出版に大はしゃぎするツイート! 

 河野大臣といえば、モデルナワクチンの6月末までの供給量が当初の4000万回分から3分の1の量である1370万回分になったことをゴールデンウィーク前には把握しながらその事実を都議選が終わるまで“隠蔽”しつづけたが、その一方、Twitterでは諸外国と日本のワクチン接種状況を比較した表を貼り付けて〈Vaccination in Japan. Not bad, isn’t it?〉(日本のワクチン接種。悪くないでしょう?)などと投稿していた。

 だが、本サイトでも指摘したように(既報参照→https://lite-ra.com/2021/07/post-5939.html)、その表は「人口100人あたりの1日のワクチン投与量」の比較であり、今年1〜2月の段階から接種をスタートさせていたアメリカやイギリスはその時点ですでにかなりの量を接種し終えていた。対して日本はそれらの国から遅れに遅れて接種をスタートさせ、その時点で急激に右肩上がりとなっていたというだけ。これには英語でツッコミが相次いだが、しかし、その後も河野大臣は懲りることなく、一見すると日本の接種状況が良く見える恣意的なデータをもって“日本スゴイ”を煽りつづけたのだ。しかも、自治体から「ワクチン供給が足りない!」という悲鳴があがっている最中に、である。

 これを見れば、河野大臣がいかにワクチン情報を自己宣伝の道具としてしか考えていないか、明らかだろう。

 自己宣伝といえば、例の「若者のワクチン接種を進める」「正確な情報を若者に届ける」という名目で積極的におこなってきた有名人とのコラボレーションもそうだ。

 河野大臣は、6月にLINE NEWSの動画コンテンツであるきゃりーぱみゅぱみゅがMCを務める番組に出演して若者に接種を呼びかけ、7月に公開された人気YouTuberのはじめしゃちょーとのコラボ動画は現時点で再生回数が400万回を突破。コメント欄でも〈河野大臣の学校にいる一見厳しそうだけど本当は優しくてノリがいい先生感すこ〉〈とんちんかんなこと言っても優しく丁寧に返答してくれる河野太郎さんが面白い〉と高評価を得ている。

 また、7月30日にはTwitterの音声会話機能「スペース」で、X JAPANのYOSHIKIと対談。8月5日にはNEWS PICKSの動画「WEEKLY OCHIAI」に出演して落合陽一氏と対談し、「やっぱり若い世代にワクチン啓発活動をどこまでやれるかというのが最後の勝負」などと語っていた。

 さらに、見切り発車でスタートさせた職域接種をめぐっても、河野大臣は申請を一時ストップしたあとであるにもかかわらず吉本興業やKADOKAWAの職域接種を視察。吉本の視察後にはペナルティのヒデやサバンナの高橋茂雄、おばたのお兄さんと並んで記者団の取材に応じ、「若い方にいちばんメッセージを届けることができる吉本のみなさんのお力をぜひお借りしたい」と語っていた。

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