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“G7でぼっち”菅首相フォローのため妄想ストーリー流布! 甘利明は「外国の首脳を一喝」、FNNは「カメラがない場面で会話」

 そもそもG7を「菅首相の成果」とする前提自体、頭がくらくらしてくるが、記事では、G7サミットの首脳宣言に「中国への懸念」と「東京五輪大会の支持」の2つが盛り込まれたことは、すべて菅首相の戦略と直接交渉によるもの、という話になっている。

 たとえば、アメリカのバイデン大統領とは会議の合間合間に断続的に計10分程度協議しただけで、正式な首脳会談はもたれなかったが、FNNでは、〈菅首相とバイデン大統領は、“自分がこの首脳と直接話をするので、あなたはこちらをお願いします。その結果はこうでした”というやりとりを繰り返し“根回しとすりあわせ”を行っていた〉とのこと。そして、共同声明の文案に反発したドイツのメルケル首相を菅首相が説得し、〈「そこまで言われるとは思わなかったわ」と折れて、宣言がまとまった〉などと、甘利氏の妄想ツイートとそっくりなことを書いている。

 繰り返すが、こんなエピソードは海外メディアが報じているのも見当たらないし、日本のほかのメディアも書いていない。なぜ、FNNだけ詳細なやりとり、メルケルのセリフまで知っているのか。

 しかも、笑ったのが、こうした交渉がうまくいった理由のひとつとしてFNNが〈菅首相は密かにあることを勉強していた〉と書いていたことだ。いったい何を勉強?と思って読み進めたら、こうあった。

〈それは英語だ〉

 菅首相がにわか勉強でマスターした英語で各国首脳と直接交渉したとでも言うのだろうか。事実なら意図が間違って伝わる可能性もあるし、逆にやばいだろうと思っていたら、そのあとに〈関係者によると英語を使う際は、誤ったメッセージが伝わらないよう、通訳を付けずに話すことは控えたという〉という一文。菅首相が英語で喋るときは通訳をつけるって、意味がわからない。

 だが、FNNはそんなことはおかまいなし。ぼっち写真をカバーするためか、こんなことまで書き連ねていた。

〈配信される映像では親しげに会話する欧米の首脳に対し、移動の際に一人の姿も見られたが、カメラがない場面では積極的に会話をしていたという。派手さやパフォーマンスを好まない菅首相ならでは〉

 とにかく、記事の頭から終わりまで、ありえないような菅首相の礼賛エピソード一色。G7で広まった菅首相のぼっちぶり、コミュニケーション能力欠如をごまかすために、必死でヤラセの宣伝をしているとしか思えない。

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