香港における政治活動や言論の自由を奪い中国政府による直接支配を強行する「国家安全維持法」が施行されたのが「7月」だったこと考えると、「左耳なくなった」の意味が伝わってくるだろう。
また、12月29日には
〈お願い!
皆なの力を貸して
この日記だけで RTだけで
日本と香港変えよ
僕達 一緒に 奇跡を作ろ!
100%誠實の僕〉
とツイートしたあと、こんな音声を投稿した。
「日本の友だち、ありがとう、ありがとうございます。リツイート、お願いします。お願いします。僕たち、僕たち、一緒にこの世界を変えてみよう。お願いします。僕は大丈夫です。ビビってません。」
母語ではない日本語で、直接的な表現を避けつつではあるが、日本の人にも問題を共有してほしいという思いが伝わってくる。
そして、周庭氏が重罪犯の刑務所に移されたという報道があったあとの、1月2日にはこんなツイートをしていた。
〈アケオメ 12人若い友達
Happy New Year 僕この形で御年賀贈ります
庭君
君のドン・キホーテの唄最高!でも香港のドキは駄目な…食べ物ばかり アホが?
之鋒君
俺たち眼鏡似合う!君は僕の若い時とそっくり
大丈夫!僕はアフリカの監獄何度も泊まだよ〉
周庭氏らに対する仕打ちを考えれば、こうしたツイートだけでも、相当の恐怖と隣り合わせだろう。中国政府に目をつけられるリスクも心配ではあるるが、チューヤンはRTを希望しており、日本の人にも香港のことに関心を持ってほしいとメッセージを送っている。
チューヤンの声を、一人でも多くの人に知ってほしい。
(編集部)
最終更新:2021.01.02 11:54