こうした圧力に耐えられなかったのか、3週目、7月29日になって小倉はとうとうこの罰ゲームをやり、その日の番組の最後に小倉は突然、くだんの「辞めさせてください」発言を口にしたのだ。
つまり、小倉が降板を申し出た本音は「しもネタ、下品なことをやらされるのが嫌だったから」だったのではないか。しかし、本当のことを口にすると番組に迷惑がかかると考え、「朝早く起きる生活をしたいから」ということを理由にした──。
もちろんこれは推測に過ぎないし、小倉の降板には他の理由があった可能性もある。しかし、グラビアアイドルをはじめ女性タレントの多くがいまも、テレビやラジオの深夜番組でセクハラ的な演出を強制され、それに文句を言うこともできず耐えているのは事実だ。メディアも視聴者もいい加減、こういう時代遅れのしもネタ頼みから、脱却すべきではないのか。
(林グンマ)
最終更新:2020.08.03 08:14