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田崎史郎と八代英輝が安倍政権の“国会拒否”をいつもの詐術で擁護も…片山善博元知事が「やりたくないだけ」「騙されるな」と一刀両断

 1日3億かかるから、もったいない。国会より医療費に回すべきだというのである。それを言うなら、アベノマスク やGoToキャンペーンに言えという話だろう。

 国会という民主主義の根幹をコストではかるということ自体、維新やホリエモンばりの拝金主義としか言いようがないが、これ、事実関係としても大間違いだ。

 八代弁護士の言う「1日3億」というのは、国会図書館も含めた国会運営にかかる1年の予算を単純に365日で割ったもの。つまり、国会を開いている日も開いていない日も1日当たり3億かかっているし、開かなくても他に回しようがない。コスト面から考えたとしても、1日3億かかっているのに、国会を開いていないほうがよほど無駄遣いなのだ。

 恵が「特措法の改正ということも含めて時間がかかるんでしょうけれど、それでも開く必要ない?」とあらためて確認すると、八代弁護士は「特措法の改正をするとしたらですね、まず、法案審議しなきゃいけませんよね。それで法案作って、それから法制局にかけて、それからやっと委員会にかけて、それから本会議ですよね。いま、本会議だけ開いても何もやることないんですよ。ですので、まだそこまでこの法律をどうすべきか煮詰まってない状況なのではないかなと思います」と自民党の森山裕国対委員長の言い訳をなぞった。

 安倍官邸や自民党幹部が乗り移ったかのような物言いに呆れていたら、片山氏が、その代弁ぶりを喝破するようにこう言った。

「やりたくない人は、みんなそう言うんですよ」

 図星を突かれてバツが悪かったのか、「べつに僕、国会議員じゃないので、やりたくないわけでは全然ないです。法律を作るシステムっていうのは、そうなってるんであって。ただ開いてもお金がかかる事実は変わりませんよって言ってるだけです」とごまかしながら言い張る八代弁護士。

 しかし、片山氏はそんな八代弁護士の強弁に言いくるめられることなく、「法律を作るのに時間がかかるから国会を開いても無駄」「法律を作るシステムはそうなっている」という八代弁護士の解説を、こう切って捨てた。

「私はかつて霞が関で法律の改正何回もやってきましたけど、この種の法律改正は、あっという間にできます。それはもうね、霞が関がやる気になれば、すぐできます。だいたいね、やりたくないときに、やれ時間かかる、法制局がどうしたこうしたって言うんですけどね。そんなのまるっきり嘘です。信じちゃいけません」

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