「根拠のないことを言った!」と勝ち誇って黒岩議員を嘘つきのように言い放ったくせに、事実を突きつけられると言い逃れをはじめた安倍首相。当然、黒岩議員は「嘘つきと言った首相の発言を撤回していただきたい」と求めたが、しかし、安倍首相はこの期に及んでもこんな態度をとったのだ。
「久兵衛については嘘つきだと思います。これははっきりと申し上げたい。規約についてはですね、いま規約について確認をできませんので、いますぐお答えをすることができませんが、もしそれが、あの、事実であれば撤回をさせていただきたい。ただ、久兵衛についてですね、おっしゃったことについては、それは嘘をついていることは重ねて申し上げたい」
もはや言葉もない。「嘘つき!」「人としてどうかと思う」と逆ギレし、挙げ句、勝ち誇ってみたもののそれで墓穴を掘ってしまった安倍首相。しかも、証拠を突きつけられも絶対に撤回せず、言い逃れを続ける……その態度は大人のそれではなく、自分の非を認められずに話をすり替えたり人のせいにする子どもと同じだ。
いま、ネット上では、昨日の衆院予算委員会の安倍首相のある仕草が話題になっている。それは、安倍首相がとくに毛嫌いしている立憲民主党・辻元清美衆院議員の質疑中の動画。辻元議員が「総理」と呼びかけているのに、安倍首相は自身の腕時計を見て「終わった」とつぶやいている様子だ。辻元議員の質疑は17時までの予定だったが、委員長が終了を宣言もしていないのに、この態度はあきらかに辻元議員への幼稚な嫌がらせだ。
こうした幼稚なふるまいには「ダメだこりゃ」というため息しか出ないが、しかし、そんな態度によって「桜を見る会」の問題を有耶無耶にされていいはずがない。なにせやっていることは「脱法」などではなく、違法性が十分指摘される犯罪の疑惑だからだ。ともかく、安倍首相には「四の五の難癖を付ける前に明細書を出せ」と言っておきたい。
(編集部)
最終更新:2020.02.04 10:34