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安倍友の「桜を見る会」ケータリング業者に官邸・内閣府が蓮舫の調査の動きを漏えい!「内閣から『蓮舫さんが調べてる』と連絡が」

 まず、この「桜を見る会」のケータリング業務を請け負っていたのは「JCコムサ」という企業で、安倍政権下で開かれた「桜を見る会」では2013〜2019年と7年間にわたって受注。一般競争入札ではなく企画競争入札という、企業が金額も含めて提案するというかたちによって契約が結ばれているのだが、契約金額は2013年は972万2000円だったのが、今年には2191万3232円にまで膨れ上がっていた。

 しかも、JCコムサは20年以上前から「桜を見る会」の一部料理の提供をおこなっていたが、〈13年からは酒を含む飲食物を一括して提供するようになった〉(毎日新聞23日付)という。つまり、安倍首相が総理に返り咲いて「桜を見る会」を主催するようになってから、飲食物全体の提供業務を1社で独占してきたのだ。

 その上、今月22日に政府が閣議決定した答弁書によって、2017〜2019年の「桜を見る会」では高級日本酒の「獺祭」が振る舞われていたことが判明したが、「獺祭」といえば蔵元が安倍首相の地元・山口県にあり、オバマ大統領やプーチン大統領にプレゼントするなど安倍首相がことあるごとに贔屓にしてきたもの。これを「桜を見る会」で提供しようと提案したのも、このJCコムサだったという。

 そして、本サイトでいち早くお伝えしたように【https://lite-ra.com/2019/11/post-5086.html】、じつはこのJCコムサの代表取締役社長である大河原愛子氏や、夫で代表取締役CEOである大河原毅氏、さらに大河原愛子社長の弟で取締役であるアーネスト・M・比嘉氏は、安倍首相や昭恵氏と深い関係をもつ人物なのだ。

 たとえば、大河原愛子社長が代表をつとめる「食品業界女性経営者ネットワーク」が今年10月11日に帝国ホテルで開催した設立15周年記念会のパーティでは、昭恵氏が出席して祝辞を述べている。また、安倍首相が2018年のリトアニア訪問時に日本の元外交官・杉原千畝の記念館を視察した際、記念館で安倍首相を案内したのは大河原毅CEOだったという。

 さらに、この大河原夫妻以上に安倍夫妻と深い関係にあるのが、アーネスト・M・比嘉氏だ。

 比嘉氏は1952年生まれのアメリカ国籍の日系3世で、1985年にアメリカのドミノ・ピザの営業権を得て日本で事業を展開。2011年には日本を撤退したウェンディーズを再上陸させている起業家なのだが、じつは比嘉氏は安倍夫妻とは「友人」関係にある。

 実際、比嘉氏は昭恵氏のFacebookにもたびたび登場。たとえば、2014年2月23日に昭恵氏は〈今日は東京に戻り手話ダンスの練習 そして友人たちと楽しく美味しい夕食を楽しみました…〉と投稿し、1枚の写真をアップ。そこには安倍夫妻とにっこりと笑う4人の男女が写っているのだが、そのうちのひとりが比嘉氏なのだ。

 また、同年12月30日にも昭恵氏は〈友人たちと夕食〉と綴って写真を投稿しているが、そこでも安倍夫妻と比嘉氏の姿がある。昭恵氏が「友人」と綴っているとおり、投稿されたこれらの写真はいかにも“気の置けない仲間”といった雰囲気で、その親密さが伺える。ちなみにこれらFBの写真には、安倍夫妻と比嘉氏、その妻と思しき人物のほか、加計学園問題で話題となった「男たちの悪巧み」写真で安倍首相や加計孝太郎氏とともに肩を並べていた鉄鋼ビルディング専務の増岡聡一郎氏とその妻と見られる人物も一緒に写っている。

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