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山本太郎にテレビが触れない理由!『上田晋也のサタデーJ』も終了直前、山本太郎現象の特集がボツに

 だが、テレビやマスメディアが無視しても、ネットを中心に、山本氏への支持はどんどん広がっていっている。それは、山本太郎の「反格差」「多様性」への姿勢が本物であることが、国民に伝わり始めているからだろう。

 一部の野党支持者の間から、こうした山本太郎現象に対して“野党共闘を撹乱する安倍自民党の補完勢力になってしまっている”などという批判の声もあがっているが、選挙戦略をみると、むしろ山本氏は野党共闘の妨害をしないように配慮をし、安倍政権の力を削ぐことを最大目的にしている。それは、東京選挙区に沖縄創価学会壮年部の野原善正氏を立てたことからも明らかだ。山本氏は、東京なら、野党候補の票を減らすのではなく、公明党・山口那津男代表の票を削れるという戦略で、野原候補を唯一の選挙区候補として送り込んだのだ。

 本サイトが以前から山本太郎を評価してきたのは、過激なパフォーマンスの裏に、本質を絶対に見失わない姿勢と周到な戦略があったからだ。その山本が選挙後、リベラル勢力を裏切ることなんてありえない。れいわ新選組が多くの議席を獲得すれば、むしろ、必ず大多数である弱者の大きな力となるはずだ。

 しかも、今回の選挙報道でもそうだったように、彼らの存在は安倍政権だけでなく、マスメディアの問題点をもはっきりと浮かび上がらせる。れいわがある程度の影響力を発揮できる議席を獲得すれば、テレビも山本太郎を出さざるを得なくなり、安倍政権への忖度やタブーをぶちこわす突破口となる可能性がある。

 その意味でも、「れいわ新選組」には、1議席でも多くの議席を獲得することを期待したい。

最終更新:2019.07.08 08:48

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