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丸山穂高「戦争」発言でも長谷川豊、百田尚樹はマスコミ報道を批判!「テレ朝がこっそり録音」とデマ

 まったくあきれてものも言えない、とはこのことだ。周知のように、今回、テレビ朝日はプライベートの飲み会をこっそり録音していたわけではない。11日夜、「ビザなし交流」の友好の家で開かれた、記者が北方領土訪問団の大塚小彌太団長に取材していたところ、いきなり丸山議員が乱入してきて、大塚団長ら訪問団関係者に絡み始めたのだ。

 テレ朝を含むマスコミは、取材のためにカメラや録音機を回していただけであり、丸山議員の音声が録音されていたのは、勝手に丸山議員が割って入ってきただけに過ぎない。しかも、取材中である旨を説明し制止する記者に対しても丸山議員は恫喝を繰り返していた。

 こうした丸山議員の言動については、訪問団も怒って抗議しており、国会議員が北方領土友好事業を妨害したというトラブルを音声つきで公開するのは当たり前だろう。

 ところが長谷川氏は「切り取り」「こっそり録音」などとのたまい、百田氏は「録音は言語道断」などというツイートをRTしたのだ。ちなみに、長谷川氏はその後、〈あまりに度を越して突飛過ぎる発言だったので「切り取られてたのかなぁ」と思ってました。念のために関係者に聞きました。本当に単に酔っ払って絡んでただけだった、と。島の関係者の方々はかなり嫌な思いをしていた、と。なんでそこまでお酒飲んだんだよう…こんなの誰もフォロー出来ないよ…〉と、泣きを入れて修正していたが、百田氏はRTしっぱなしで、なんの釈明もしていない。

 しかし、この「録音」攻撃は事実誤認以前の問題だ。仮に、丸山氏の発言が取材中でなく、飲み会の発言だったとしても、なぜ政治家の発言を「録音して報道する」ことが「言語道断」ということになるのか。政治家の本音を暴くことは、報道機関として当然の行為ではないか。しかも、それが日本国憲法に反して「戦争しないとどうしようない」というような発言なら尚更だ。逆に政治家がプライベートの席で「戦争するしかない」と口にしていたのに、それを「公の発言ではないから」と報道しないとしたら、それはメディアの自殺行為だろう。

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