小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

水原希子が入国審査官の排外姿勢を真っ当批判するも理不尽な炎上! 水原攻撃の裏に潜むヘイトとミソジニー

炎上に巻き込まれた水原のインスタグラム


 水原希子がまたもやひどい炎上に巻き込まれている。

 きっかけは、4月25日に投稿したインスタグラムのストーリーだ。ここで水原は成田空港の入国審査官の対応に苦言を呈した。

 ストーリーなのですでに消えているが報道によると、水原は空港の自動化ゲートで手順がわからず困っている人を見かけ、そのときの状況をこのように説明していたという。

「係の人が助けてあげればいいのに、遠目から見たりはしてるけど、なかなか助けに行く気配はなくて、入国審査官の人も席に座ったまま、日本語で『指、押して下さい』とか言って、そんなのどう考えたって分かる訳ないと思って、ようやく5分後くらいに係の人が対応してたけど。空港で5分待つってなかなか長いよ。効率良く仕事して、英語くらいちょっと勉強してPress your fingerぐらい中学生でもできるよ」

 その後、水原は自分の順番が来たときに上記のようなことを入国審査官に告げたという。すると、返ってきたのは「そう言われましても、入国審査官がメインデスク?本部を離れる事はできない」という言葉。これに対し水原はこのように主張したという。

「私が言いたいのはそういう話じゃなくて、人が少なくて本部を離れられなくても、自動化ゲートは日本人とは違って、外国人は入国審査官が結局パスポートをチェックするんだから、困ってる人に対して、日本語で説明せずに英語で説明してあげて、むだな困る時間を作らない様に早く対応すればいいだけの話。『指、押して下さい』ぐらい英語で説明するべきでしょ。成田“国際”空港なんだから。地方の空港とかなら分かるけどさ。遠くから見て助けないとか何? その時間何?」

 水原の指摘は至極もっともなものだろう。入国管理局収容施設における人権侵害問題をはじめ、入管は外国人に対してまったく寄り添う姿勢を見せないが、それがこの場面にもよく表れている。イレギュラーな場面で高度な英語を要求されているわけでもなく、ゲートでの手順説明というルーティンですら英語を使おうとしないというのは、理解に苦しむ。外国人労働者問題でもあらわになっている、外国人を迎え入れ共生するのではなく選別・管理するという入管の排外主義的体質がにじみ出ている。

 水原の発言は真っ当なもので、炎上を起こさせる要素などどこにもないのだが、しかし、この投稿を受けてインターネット上には罵詈雑言が飛び交っている。

「日本なんだから日本語で対応するのは当然」「日本に入国する者は日本語を学んでくるべき」といった発言も散見される。ネトウヨの内向き志向には笑うほかないが、それよりも目立ったのは、こんなヘイト発言だ。

〈そもそもお前日本人じゃないだろ〉
〈うるせえお前韓国人だろうが!〉
〈米国人と韓国人のハーフが日本人の振りして偉そうに日本人を批判してんじゃねーよ?(笑)〉
〈その前に日本人のフリするの止めろ馬鹿野郎!〉

 水原はアメリカ人の父と、日本生まれの韓国人の母の間に生まれているが、彼女の発言が話題になると、必ずこの出自を攻撃する卑劣なヘイトが起こる。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。