再び、前出の宮内庁担当記者が語る。
「秋篠宮は天皇陛下と同じくらいリベラルな価値観を持っておられますが、実は、安倍首相は秋篠宮家に関しても切り崩しをはかっているのです。例の眞子さまと小室圭さんとのご婚約問題も、官邸は破談に持ち込もうと陰に陽に動いている。結果的に、この間のゴタゴタで秋篠宮殿下は疲弊しており、眞子さま、佳子さまとも心の溝が生じているとしきりに噂されますが、その背後で官邸が宮内庁を通じて様々なプレッシャーをかけつつ、マスコミの秋篠宮へのネガキャンを先導している節があります」
安倍首相は眞子内親王の結婚問題で秋篠宮に揺さぶりをかけ、一方では、異例中の異例で皇太子に短期間での面会を繰り返して“特別扱い”することで、皇室をコントロールしようという腹づもりなのだろう。ようするに、“安倍のための皇室”をつくろうとしていると言っても過言ではない。
周知のように、この間、新元号をめぐっては「安倍の“安”の字が入る」という情報が永田町を駆け巡り、巷間の新元号をめぐるアンケート等でも「安久」など、「安」のついた元号名が多数ランクインしているとの報道が連日メディアを賑わせている。
これについては、「さすがの安倍首相もそこまで露骨なことはやれないだろう」という見方と、「この間の情報拡散は、それこそ本当に“安”の文字を入れるための地ならしじゃないか」という見方の両方があり、実際のところは蓋を開けるまでわからない。しかし、多くの人々が「安倍首相なら“安”をねじ込むことをやりかねない」と思っているのはたしかだろう。しかも裸の王様に裸と言えないように、テレビなどでは、それが「安倍の“安”」であることを、わかっていながら誰も口にしないというのも薄気味悪い。
いずれにしても、安倍首相の元号と皇室“私物化”が本格化するのはこれからだ。新たな官邸と皇室の関係の変化に注意していく必要がある。
(編集部)
最終更新:2019.03.30 03:59