小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

『荒川強啓デイ・キャッチ!』終了の不可解、聴取率好調なのになぜ? 政権批判できる報道番組がまた消える…

「三村氏は広告代理店出身らしいというか、“自分はこんな改革をした”とアピールすることに必死で、『デイ・キャッチ!』が代表するような、TBSラジオの武器でありリスナーから支持されてきた報道路線の重要さには目を向けない。新規リスナーの開拓は大切ですけど、それでこれまで支えてきてくれたリスナーを簡単に切り捨てるのはどうなのか?という声や、自由な報道が守れなくなるのではないかと不安視する声は社内でも起きている」(TBSラジオ関係者)

 一方、安倍政権のメディア選別はラジオにも及んでいる。実際、2016年におこなわれた参院選ではラジオ局の個別インタビューを拒否し、ニッポン放送を指名して同局の取材にだけ応じた。この一件にかぎらず、安倍首相はニッポン放送が放送する辛坊治郎や青山繁晴、須田慎一郎といった“安倍応援団”の番組にばかり出演。テレビと同様、御用メディアを偏重しているのだ。もちろん、安倍政権擁護やリベラル叩きデマを垂れ流すラジオ番組も数多い。

 テレビ以上にラジオには報道の自由があるにもかかわらず、いま、政権批判をおこなうニュース系帯番組は、文化放送の『大竹まこと ゴールデンラジオ!』やJ-WAVE『Jam the WORLD』、TBSラジオの『荻上チキ・Session-22』と『デイ・キャッチ!』くらいだ。そして、その数少ない番組のひとつが、きょう消えてしまう。──自由な言論を守ってきたパーソナリティの荒川は、最後にどんな言葉を語るのか。ぜひ、本日出演するコメンテーターの宮台には報道番組の“政権ケツ舐め”状況に檄を飛ばしてほしいと思うが、果たしてどうなるか。きょうの放送に注目してほしい。

最終更新:2019.03.29 03:22

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。