だが、繰り返すが、今回の田畑議員の事件は、現役国会議員が女性に合意もなく性的暴行をはたらいたという、とんでもない大事件だ。離党したからと言って安倍自民党の責任がなくなるような問題ではけっしてなく、むしろ、離党で済ませたことに対する責任が問われる。
しかも、示談しろと相当な圧力に晒されたであろう被害女性は、泣き寝入りをしなかった。被害女性は中日新聞の取材に対し、「とても許せることではなく、お金を受け取ることはできない。離党で責任を取ったことにはならない」と語っている。さらに、明日発売の「週刊新潮」(新潮社)でも、田畑議員が起こした事件について詳細を告発。同じく明日発売の「週刊文春」(文藝春秋)も、この事件を追った記事を掲載する予定だという。
今後、交際中さったことを盾にした被害女性への不当なバッシングが起こる可能性も考えられるが、そのようなことは絶対に許してはいけない。そして同時に、今回の事件は「不祥事や問題が起こっても、無視しつづければ国民は忘れる」という安倍自民党の舐めきった姿勢を象徴するような問題だということを指摘しつづけなければならないだろう。
(編集部)
最終更新:2019.02.20 02:34