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和田政宗がまた自爆! 野党攻撃に使った「国有地払い下げの山梨の学校法人」は自民党の文科省圧力議員が元校長で安倍の盟友が理事

 しかも、同学校法人にかかわる自民党関係者は赤池議員だけではない。安倍首相と同期のタカ派議員で、拉致問題や歴史教科書問題、ジェンダーフリー攻撃などで志をともにしてきた“安倍首相の盟友”的存在である米田建三・元内閣府副大臣は、なんとこの日本航空学園で理事・教育顧問を務めていることを、同学園の梅沢重雄理事長自らブログで綴っているのだ。

 さらに、もうひとつ付け足しておくと、日本航空学園の梅沢理事長は、「日本文化チャンネル桜」の設立発起人に名を連ね、『日本航空学園アワー』なる番組が放送されていたほどのゴリゴリの極右。元谷外志雄・アパグループ代表が塾長・最高顧問を務める「勝兵塾」に参加した際には「憲法についてのくだらない議論よりも教育勅語を教えることが必要」「我が国の伝統文化を教えれば10年後にはスムーズに憲法改正ができる」「国体をしっかり守りさえすれば憲法なんてどうでもいい」などと語っており、安倍自民党との親和性が非常に高い学校法人なのだ。

 保護者・OB会の連合理事という立場の野党議員と、政権与党議員である元学校長や、安倍首相の盟友的存在である自民党副大臣経験者ならば、どちらが役所に影響力を誇るか。誰にだってわかる話だろう。

 しかし、和田議員もネトウヨも、この肝心の事実を無視する。和田議員にいたっては、大島議員が保護者・OB会の連合会長だと知っていたくらいなのだから、赤池議員や元自民党の米田氏が深くかかわっている学校であることなど、調べはついていたはずだ。だが、「不当な国有地払い下げに野党議員がかかわっている」ということを強調したかった和田議員は、意図的にこの部分を無視して質疑に盛り込んだのだろう。だからこそ、問題を俎上に載せながらも「こっちの問題も追及しろ」とは言わず、「名前があるので関与をしている可能性があるから証人喚問ということになるのはおかしい」などと、昭恵夫人擁護のためにこの話題をもち出したのだ。

 無論、この国有地払い下げについても不正がなかったのかを徹底究明するべきだし、和田議員もそれをしっかり訴えればいい。もし、和田議員がそれをできないということであれば、結局は、国会の質疑をネトウヨ受けのためのアピールタイムに使った恥知らず議員ということだ。

最終更新:2018.03.20 07:42

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