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和田政宗がまた自爆! 野党攻撃に使った「国有地払い下げの山梨の学校法人」は自民党の文科省圧力議員が元校長で安倍の盟友が理事

和田政宗オフィシャルウェブサイトより

 昨日おこなわれた参院予算委員会の集中審議。そこで自民党の広報副本部長である和田政宗議員が言い放った「太田理財局長は民主党政権時代の野田総理の秘書官も務めている。増税派だからアベノミクスを潰すために、安倍政権を貶めるために意図的にヘンな答弁をしているのではないか」という発言に批判が集まっているが、同じく昨日、和田議員が口にした話が、いま、ネトウヨを中心に盛り上がりをみせている。

 和田議員は、安倍昭恵夫人に対する証人喚問を求める世論に対して「不正の証拠はまったくない」と擁護したあと、こうつづけたのだ。

「文書に伝聞形で書かれているということで証人喚問に呼べと言うならですね。山梨のある学校法人が格安で国有地の払い下げを受けた案件はこれはどうなるんでしょうか」
「この学校の保護者の会の連合会長は野党のある国会議員です」

 そして和田議員は「まさか関与はしてないと思いますけれども、名前があるので関与をしている可能性があるから証人喚問ということになればですね、これはおかしなことになるというふうに思っております」などと述べた。

 この発言が飛び出すと、ネトウヨたちは「さすが和田さん!ぶっこんできた」「いいぞ、もっと突っ込んでくれ」と歓喜。産経新聞もさっそくこの質問について記事にし、さらにネトウヨまとめサイトでは、この「山梨の学校法人」が「学校法人日本航空学園」のことであり、同学校法人の保護者・OB会である「雄飛会」の連合会長に、民主党の大島九州男参院議員の名前があると指摘。「大問題だ」「徹底究明すべき」「なぜテレビはこの問題を取り上げないんだ」と大合唱を繰り広げているのだ。

 バカのひとつ覚えで安倍首相好みの野党批判を展開しただけで「俺たちの和田さん」と支持してもらえるのだから、ネトウヨ相手の商売とはまったく簡単なものだとつくづく呆れるが、しかし、この和田議員の発言は「特大ブーメラン」と言わざるを得ない。

 というのも、和田議員が問題にした学校法人日本航空学園の国有地払い下げは、むしろ“自民党議員の関与”が疑われている問題だからだ。

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