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焼肉効果? 古市憲寿が安倍首相&昭恵夫人を必死で擁護!「忖度に責任とれ、はおかしい」「『いいね』はただの既読」

 ところが、メディア人が時の最高権力者と会食することの問題を指摘され、批判を受けると、古市クンはトンデモな言い訳を並べた。「週刊新潮」(新潮社)1月18日号では〈僕も権力の犬呼ばわりされた〉と被害者ヅラをし、〈「権力者とは会うな、話をするな」はいただけない。気に食わない政治家を悪魔のように扱い、対話を拒絶する人がリベラルを名乗るのはおかしい。暴力革命でもしたいのかな〉と書きなぐって、さらにこんな詭弁を展開したのである。

〈せめて、首相動静にも店名が出ている焼肉屋のことをきちんと調べて欲しかった。龍月苑は韓国人もたくさん働くお店。韓国との国交断絶を主張するネット右翼が怒るならわかるが、リベラルなら首相がきちんと韓国文化を受けいれていることを評価すべきだろう。〉

 ってことは、古市クンは安倍首相側から会食に誘われたとき、場所が焼肉屋だったから問題ないとでも考えたのか。そんなわけないだろう。寿司屋でも料亭でも“最高権力者と仲良く食事をする”ことの本質的な問題は何も変わらない。

 大切なので繰り返すが、総理大臣とメディア関係者の会食が問題なのは、本人が自覚しているか否かにかかわらず、政治権力に取り込まれる危険性が非常に高いからにほかならない。その結果、政権がメディアを完全に操ることはできなくても、少なくとも「忖度」で批判を抑えたり擁護を引き出したりできる。安倍首相がテレビや新聞の幹部や政治記者らと頻繁に会食を繰り返すのは、まさにそうした目論見があるからだ。

 安倍首相と会食をしたメディア関係者は「飯を食ったぐらいで政権を擁護するわけがない」「会食は取材のためで、ちゃんと深い話を聞き出している」と必ず言い訳するが、こんなものはまったくのごまかしだ。連中が会食の席でそんな鋭い質問をすることなんて絶対ないし、それどころか、政権幹部や官庁のトップに直接会うようになったとたん、突然、政権を擁護しはじめるのだ。

 実際、古市クンもまんまとそのパターンを踏襲している。古市クンは先の「新潮」記事で〈僕はこの食事で、一つ安倍さんに確かめたいことがあった〉ともったいつけて書いているのだが、何を質問したのかと思ったら、“昨年、昭恵夫人が批判にさらされたとき安倍首相が「愛しているんだから仕方ないじゃないか」とこぼした”という噂話が本当かどうか。それこそどうでもいい、っていうか、それ、ただのヨイショ質問じゃないか。

 そして、古市クンは安倍首相との焼肉会食後、さらに応援団としてのギアをあげて、国家的犯罪である改ざん問題がおきてもなお、安倍夫妻を露骨に擁護するまでになった。

 しかし、三浦瑠麗センセイもそうだが、その主張はひどすぎる安倍政権を無理くり擁護するために、どんどんアクロバティックになって、もはや“お笑い”の対象でしかなくなってきている。

 そういう意味では、古市クンには、これからもこの路線でどんどん“田崎スシロー”化を進めてもらって、逆説的に安倍政権のひどさを拡散してもらうというのもアリなのかもしれない。

最終更新:2018.03.18 05:11

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