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本日は大橋巨泉の一周忌…巨泉が遺した安倍政権への批判の声と平和への思いを改めて耳を傾けろ!

大橋巨泉オフィシャルウェブサイトより

本日は、テレビ司会者など多くの分野で活躍した大橋巨泉氏の一周忌となる。

 大橋氏といえば、『11PM』(日本テレビ)や『クイズダービー』(TBS)、『世界まるごとHOWマッチ』(MBS)といった数々の名物番組で司会をこなし、日本のテレビ史に多大な功績を残したタレントだが、晩年の彼が体調不良を押してでも発信しようと努めていたのが、安倍政権批判のメッセージだった。

大橋氏は「週刊現代」(講談社)の連載「今月の遺言」を舞台に、国民の自由を為政者の都合の良いように制限させ、日本を戦争ができる国に変えようとしている安倍晋三の政治信条を危険視する主張を綴った。

 亡くなる直前、体調不良を理由にした連載の最終回では、こんな思いまで書いている。

〈このままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい〉

 本サイトでは、戦争を実際に体験している世代の彼が、いかに戦争を憎み、そして、戦争放棄を謳った日本国憲法を大事に思っていたかを紹介した記事を掲載したことがある。ここに再録するので是非読んでほしい。

 大橋氏の逝去から一年。安倍政権を取り巻く環境は激変したが、支持率が下げ止まらない現在でも改憲への意向を取り下げる気配はない。今後、特定秘密保護法、安保法制、共謀罪の国会審議で繰り返されたような強権的な国会運営で憲法改正論議を進めようとする可能性も大いにある。

 だからこそ、いま改めて大橋氏の声に耳を傾けることには大きな意味があるはずだ。
(編集部)

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