「はぎうだ光一の永田町見聞録」より
安倍昭恵フェイスブックアカウントより
しかし、福島議員からそうしたツッコミを受けても、萩生田官房副長官はこのように強弁した。
「もともと『腹心の友』かどうか、確認したこともないし、承知もしていない」
「千葉科学大学で客員教授をしていたのは安倍首相とはまったく関係のないルートで要請を受けた」
「側近というが、総理のプライベート含めて誰とどのような関係で、どういう食事をするとか、どんな話をするとか、すべて私が承知しているわけではない」
側近だけどプライベートまでは知らないよ、と言う萩生田官房副長官。しかし、そんなはずがあるまい。じつは、萩生田氏本人がネット上で、安倍首相と加計理事長の「腹心の友」関係の現場に立ち会っていたと思われる写真を公開しているからだ。
その報告をしているのは、「はぎうだ光一の永田町見聞録」という自身のブログでのこと。このブログの2013年5月10日の投稿で、萩生田氏はこう綴っている。
〈GW最終日は青空のもと安倍総理とゴルフをご一緒させていただきました。きっと外遊の疲れがあったので、一年ぶりにクラブを握った私に…(笑)スコアは国家機密です〉
この記述からも萩生田氏と安倍首相がプライベートでもベッタリな様子が窺えるが、文章はさらにこうつづく。
〈前日は夕方から河口湖の別荘にてBBQ。国民栄誉賞授与式から戻ったばかりの総理から長嶋・松井のサイン入りユニフォームと、審判としての現場のホットな話を聞き、盛り上がりました。背番号96は96条ではなく第96代内閣総理大臣の意味です〉
〈〆は総理自慢のスパイスやきそばを自ら振る舞っていただきました〉
そして、萩生田氏は文章とともに3枚の写真をアップ。1枚はスパイス焼きそば(噂ではタバスコを入れるのが安倍流らしい)とやらを鉄板で炒めている安倍首相とその後ろで満面の笑みを浮かべている萩生田氏のツーショット。2枚目は安倍首相と萩生田氏が読売ジャイアンツのユニフォームを着て、その脇を昭恵夫人と萩生田氏の夫人と思しき女性が固めている写真。そして、問題なのが3枚目。バーベキューの準備中と思われるウッドデッキの上で、缶ビールを片手に談笑する安倍首相と萩生田氏の中心に立っている人物が、加計孝太郎氏そっくりなのだ。