瑞穂の國記念小學院HPより
「安倍昭恵夫人には、財務省との交渉内容について適時、電話でご報告しておりました」
本日、民進党の森友学園問題調査チームが籠池泰典前理事長を国会に招いてヒアリングを行ったが、そこで語られたのは、安倍首相の妻・昭恵氏との“濃厚な”やりとりの詳細だった。
きょうのヒアリングで籠池前理事長はまず、「小学校の建設構想が具体的に走り出した直後の平成24(2012)年10月ごろ、まず真っ先にこの構想についてご相談申し上げたのは、尊敬する安倍晋三首相のご夫人・昭恵先生」と明言。「平成25(2013)年9月に財務省に対し、安倍晋三記念小学校として土地取得要望書を提出するまでにも、安倍昭恵夫人にも小学校建設プロジェクトの進捗については、適時ご報告いたしておりました」と証言した。
2012年といえば、9月に安倍晋三が塚本幼稚園で講演会を行うことが決まっていたが、その後、総裁選出馬のために中止。その代わりに2014年4月に昭恵夫人が講演会を行うこととなったが、同年3月に講演会の最終的な依頼のために籠池理事は上京、ホテルオークラ東京で昭恵夫人と会い、そこでも籠池前理事長は小学校建設について伝えた。
すると、昭恵夫人はこの場で、籠池前理事長にこう話したという。
「主人に伝えます」「何かすることはありますか?」
「何かすることはありますか?」──既報の通り、昭恵夫人はことあるごとに総理大臣である夫の名を出し「伝えておきます」などと言い、実際に昭恵夫人が文科省へ直接“働きかけ”を行ったケースや、ある公益社団法人が外務省に協力を得られなかった事業を昭恵夫人に話したら一晩で8000万円の予算がついたという話が取り沙汰されてきた。これらの事例と同じように、昭恵夫人は籠池前理事長にも「何かすることはありますか?」と自ら申し出ていたのだ。