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失笑! 安倍官邸がネトウヨの妄想に丸乗りし“辻元清美スパイ工作”デマを拡散! 安倍応援団の山口敬之は昭恵夫人疑惑と同列扱い

 さらに、維新の足立康史議員は、25日に行った街頭演説において「森友学園問題はたいした問題じゃないと思っていたが、メールのやりとりが公開されてわかったことは、これは辻元清美のヤラセだったんですよ!」とスピーチ。一体、なにがヤラセなのか意味不明だが、足立議員といえば籠池理事長の息子がブログで「私設秘書」をしていたと記していた重要人物であり、足立議員は「雇用契約が1日でもあれば議員辞職する」と宣言までしていた。しかし、26日に出演した『新報道2001』(フジテレビ)では、「じつは私もね、籠池さんの次男坊と知り合いなんですよ。最初に周りから聞かれたときに『知らない』と答えちゃいました。それはね、そう言いたくなる感じがあるんです」などと“弁明”しはじめたのだ。つまり、自身と籠池理事長とのつながりを火消しするために、「辻元清美のヤラセ」とでっち上げているにすぎないのだ。

 さらに、自民党の三原じゅん子議員も、辻元議員が籠池夫人のメール文書で書かれている作業員スパイ説を否定したことを伝えるニュース記事をリツイートした際に〈という事は、籠池夫人が嘘を付いてるという事を認めたという事?〉などとコメント。辻元議員は自身に関する記述を否定しただけだが、あたかも“籠池証言を全否定している”のだとネトウヨたちと同じ論理展開をして見せた。

 何度も言うが、問題の本質は「国有地が異常な価格で払い下げられたこと」と「小学校認可が下りたこと」であって、辻元議員をめぐる陰謀論は何の関係もないことだ。今後、ネトウヨと一体化して官邸もなりふり構わずこの問題をもち出す算段なのだろうが、まったく下劣としか言いようがないだろう。

最終更新:2017.11.21 07:43

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