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昭恵夫人メールにあの男の名前が! 籠池妻に安倍御用評論家で言論圧力団体「視聴者の会」の小川榮太郎を紹介

 その事実上のボスである小川氏の「FB」、つまりFacebookの投稿を、昭恵夫人は籠池夫人に伝えたということらしい。事実、小川氏は、このやりとりがあった3月10日の前日、自身のFacebookで森友学園を擁護するようなこんな投稿を行っていた。

〈塚本幼稚園の経営者や教育方針を「異常」に見せて社会的廃業に追い込む手口は、これ以上放置しては最早自由社会の否定。〉
〈テレビメディアが今してゐる事は、人間として最も恐ろしい罪に該当するのではないか。
 犯罪以上の、人倫上の深刻な罪ではないだらうか。〉

 つまり、小川氏は森友学園問題をテレビメディアの“過熱報道問題”にすり替えて、“塚本幼稚園を追及するな”と主張しているように見える。「視聴者の会」は散々“マスコミは安保法制賛成派の声を報じない!国民の知る権利を奪っている!”などと言いがかりをつけていたが、いやはやどの口でと言いたくなる。

 しかも、小川氏は同じく9日の別の投稿で、テレビの森友学園報道について〈一つの幼稚園を保守的な教育方針故に風評被害で倒産に追ひ込まうとするメディアレイプ〉と評したうえで、〈視聴者の会の活動を改めてグレードアップしないとならないやうだ。(略)ここまで無法な振舞が続くと、電波停止への規制強化が必要となるのか〉とも投稿している。一部のテレビメディアが教育勅語の暗唱など塚本幼稚園の方針に疑義を呈しただけで、政府による「電波停止への規制強化が必要」と結論付ける。もはや論外と言うしかない。

 まあ、このように小川氏のFacebookの投稿も大概ヤバい代物なのだが、本当に危ういのは、これを籠池夫人にメールで報告する内閣総理大臣夫人の感覚だろう。考えようによっては、森友学園問題で窮地に立たされている安倍政権がいま報道規制に乗り出そうとしているとも受け取れるし、そうでなくとも、首相夫人が政府による「電波停止への規制強化が必要」との意見に首肯しているのなら大問題だ。昭恵夫人はこのメールの意図について国民の前で説明するべきだ。

 また、このメールのやりとりには他にも重要な点がある。それは、籠池夫人から「紹介してください」と頼まれた後、昭恵夫人がこんなメールを送っていることだ。

「小川榮太郎さんがお電話されたようですが、繋がらず留守電にもならなかったと言われていたので携帯番号お教えします(編集部註:この後電話番号が続く)」

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