「これは僕の世の中に対する警告なんですけど、わかりやすい言葉は敢えて入れていません。結局僕はジョン・レノンやボブ・ディランのようにプロテストソングを歌う役目ではないんですよね。10年前はそれをやりたかったけど、どう足掻いてもああいう言葉は僕の音楽の中では生まれないし、歌えない。じゃあ自分にできることは何かと考えたら、曲を作ること、演奏すること、サウンドを極めることだったんです。自分の精神性や社会に対するメッセージ、嘆きを音に転写できるはずだと」
現状に対する怒りと嘆きを彼は音楽に変えていく。今後、SUGIZOはどんな音でそれらを表現していくのだろうか。
(新田 樹)
最終更新:2017.11.15 06:04