小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

土人発言擁護の鶴保庸介沖縄担当相に重大「政治とカネ」疑惑が発覚! 国交副大臣時代、補助金の見返りに…

 また、同NPOが補助金対象となってからもNPO副代表は13年10月に100万円分、さらには追加の補助が決まった14年2月の翌月にも再び150万円分のパーティ券を購入している事実まで明らかになっている。鶴保氏は当時、すでに副大臣を退任しているが、国交省や観光庁に大きな影響力をもっており、これも。補助金を出すよう古巣の役所に圧力をかけた可能性がある。

 さらに、鶴保大臣には、この問題に関連した疑惑も浮上している。同じく毎日新聞はきょうの朝刊で、13年10月の鶴保氏の政治資金パーティで免税店を経営する会社社長が自社役員の名義で100万円分のパーティ券を購入していたと報道。こちらも名義偽装の可能性があるが、それだけでなく、この会社社長が前年に法人税法違反容疑で逮捕されていたこと、この会社社長は件のNPO副代表からの紹介でパーティ券を購入していたことがわかっている。さらに当時、鶴保氏は〈自民党観光立国調査会の事務局長となり、外国人観光客向けの免税対象品目拡大に取り組んだ〉時期と重なる。ようするに、ここでも鶴保氏は利害関係者からカネを受け取り、その見返りに動いていた可能性もあるのだ。まさに疑惑まみれと言えよう。

 それでなくても、鶴保氏は土人発言容認に限らず“問題の多い大臣”だった。まず、2014年にはキャバクラなどでの支出約26万円を政治活動費として計上していたことが発覚したが、カネにまつわる問題はこれだけではなく、2006年には談合事件によって会長が逮捕された建設会社から約10年間にわたって格安で分譲マンションを借りていたことが発覚。08年には、贈賄容疑で社長が逮捕され、和歌山県の指名停止処分を受けた土木会社より計65万円(処分後は45万円)の献金を受けていたことも問題化している。

 さらに、鶴保氏は今年7月に時速40キロの速度超過で摘発を受けたが、これは2度目で、06年にも制限速度の超過で略式起訴されている。このとき、鶴保氏は自身のHP上で「それにしてもどこからこんな情報が出るんですかね」などと反省が感じられない文章を載せていた。

 また、以前は“永田町のプレイボーイ”と呼ばれた鶴保氏だが、今年の入閣後にはスキャンダルが噴出。野田聖子議員と離婚後、2014年2月に18歳年下の女性と妊娠の発覚から再婚したが、じつは妊娠がわかっても鶴保氏は女性との入籍に応じず、そのため関係者との話し合いがもたれたが、ここで信じがたいことに鶴保氏は「婚姻届を出すなら、離婚届も書いてほしい」と条件を提案。入籍後も鶴保氏はその事実を極秘にしただけでなく、生まれた子どもにも数回しか会うことなく、2カ月後には妻に断りもなく勝手に離婚届を出してしまった。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。