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香取慎吾は引退なんて考えていなかった! 前向き発言もしていたのにジャニーズにSMAP解散の原因にされ…

 さらに、8月の解散発表直前、飯島マネージャーが「週刊文春」(文藝春秋)に直撃を受けた際も、香取がドラマの打ち上げで「明日、自殺しているかも」と発言するなど騒動にショックを受けているのではと問われ、「そんなことはない。(彼らは)そんなに弱くないです。そんなに弱くないと思いますよ」と強く否定。SMAPを大事にしてきた香取といえども、独立が頓挫したショックで自暴自棄になるほど弱くはないと強調している。

 だが、報道では一貫してSMAP解散は香取が原因であると書き立てられてきた。本サイトでも解散発表後に報じたように、ジャニーズ事務所は解散の原因を香取に押し付け、解散発表時にジャニーズがマスコミに撒いた文書でも〈議論を続ける中で「今の5人の状況ではグループ活動をすることは難しい」というメンバー数名からの要望を受け、7月の音楽特番を辞退させていただいた経緯がございました〉と明記。しかも、記者たちへのオフレコのブリーフィングでは「とくに香取が絶対に木村と一緒に仕事をしたくないと強硬だった」などと説明していた。

 じつは、この“香取解散原因説”は、解散発表前からのジャニーズの既定路線だった。解散を発表する直前である7月28日に発売された「女性セブン」(小学館)では、「聞こえてきた『香取の乱』の絶望的な話」というタイトルの記事を掲載し、11月から予定されていたといわれるSMAPの全国ツアーと新曲のレコーディングが、香取の拒否姿勢で一転、中止になったと伝えていた。週刊誌のなかでももっともジャニーズの御用雑誌である「女性セブン」だが、無論、この記事もジャニーズの意向のもと書かれたものだ。

 結果、解散発表後はスポーツニッポンや日刊スポーツ、サンケイスポーツといったスポーツ紙も“飯島マネージャーを母親のように慕っていた香取が解散の原因”とミスリードしていったのだ。

 そうした流れはいまでも変わらない。実際、「女性セブン」は10月13日号で、草なぎ剛が「木村くんを孤立させる意図はなかった」と語っていたとし、“解散を強弁した”香取にもその気持ちを伝えたがっているのではないかと報道。さらに11月10日号では、木村と中居の仲が戻りつつあるとする一方、“解散を主張した香取と木村の関係が修復すれば奇跡が起こる可能性はある”と報じた。

 また、先週発売の「FRIDAY」(講談社)も“解散回避のキーマンは草なぎ”とする記事のなかで「楽屋でキムタクのダメ出しをする香取をなだめているのが草なぎ」という芸能プロ幹部のコメントを掲載している。

 当初は木村とそのほかのメンバーが対立していると盛んに報じていたのに、ここにきて香取以外のメンバーと木村の関係が戻りつつあるという内容に一転──。もちろんその裏側には、ジャニーズ事務所の“意図”がある。

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