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AV男優・監督の二村ヒトシが「婚活相談」で驚きの提案!「アナルを掘られてみては?」「恋愛なんて趣味でやるもの」

『モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談』(講談社)

「草食系男子」「絶食系男子」といった言葉が取り立てて真新しいフレーズに聞こえなくなって久しい。リクルートブライダル総研が公表した「恋愛・婚活・結婚調査2015」のデータによれば、現在独身の30代男性のうち79.7%には恋人がおらず、そのうち32.5%はこれまでの人生で恋人がいた経験がないという。ちなみに、30代女性では67.4%に恋人がおらず、そのうち18.6%は恋人をもった経験がないと統計が出されている。

 ただ、とはいってもやはり、いつか機会があれば結婚したいと考えている人は多い。そんな男女はいったいどうやって恋愛・結婚に向かって一歩を踏み出せばいいのだろうか。そんな悩みに応える、一見風変わりなタッグによる恋愛指南本が発売された。著者は、「痴女」「ふたなり」といったジャンルを開拓してきたAV監督の二村ヒトシ氏と、婚活コンサルティング事業を行う「魔女のサバト」主宰の川崎貴子氏。

 その『モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談』(講談社)のなかで二村氏は、恋愛について考えるよりもまずその前に、「あなたの欲望はなんですか?」と自分自身に問い質してみることが大事だと語る。

「僕はどんな人にも、生きている根っこというか、根源になる欲望があると思っているんですよ。その人の心から欲しがっているものは、実はその人が他人に与えることができるものでもあるし、その欲望をうまく使いこなせればまわりの人の役に立てる。それを客観的にたどって自分を見つめなおすのが、モテるためには必要なんです」
「そのことを考えないのが、普通に働いている若い人たちが「なんとなく生きづらい」ことの一因だと思うんですよ。人間って「自分には何ができるのか、何はできないのか。何がしたいのか、何はしたくないのか。それはなぜなのか」をわかっていて、それを上手くコントロールできていると病まない。でも社会からいつわりの欲望を押し付けられて、まわりが気になってしまっていると苦しむ」

「自分が本当にしたいこと」よりも、社会が要求しているもの(もしくは、要求していると思い込んでいるもの)、たとえば、男は外でがっつり稼ぎ、女は家を守るべき、といったものに応えようとガチガチに凝り固まっていると、幸せからはどんどん遠ざかっていく。川崎氏もこのように語っている。

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