事務所を辞めたのは結婚引退への準備ではと見る向きもあったが、むしろ事務所独立によって結婚が難しくなったというのだ。
ほかにもSMAP解散によって事務所の屋台骨を支える嵐の存在は大きく、松潤の結婚など認められるはずもないとの理由から、結婚の見通しは“白紙状態”だと指摘されている。
そもそも個人の意思に委ねられるべき結婚がなぜ、所属事務所幹部の交友関係や事務所所属のグループの動向に左右されなければならないのか甚だ疑問だが、2人の間の“障害”は今回「週女」が報じたような“独立”や“SMAP騒動”だけでは決してない。「週女」ではジュリー氏が2人の交際を認めていたように記されているが、ジャニーズ事務所としては一貫してそれに反対し続けてきたからだ。
たとえば、14年「フライデー」のスクープより前に「女性セブン」(小学館)が2人の決定的ツーショットを撮影したが、ジャニーズ事務所の圧力で潰されるというトラブルが起こっている。また、交際が公になったあとの14年末の紅白歌合戦で嵐が司会を、井上が審査員を務めた際、井上がコメントをする場面で松潤をはじめ嵐と一切絡ませないという不自然な演出もあった。それほどまでにジャニーズ事務所が2人の関係にナーバスになっていたことの証左だろう。
実際、これまでにもジャニーズタレントと長期間にわたって交際を続け、結婚目前といわれたカップルは数多くいる。古くは近藤真彦と中森明菜、東山紀之と牧瀬里穂、さらには稲垣吾郎と菅野美穂、長瀬智也と浜崎あゆみ、長瀬智也と相武紗季、森田剛と上戸彩、国分太一とaiko、坂本昌行と中澤裕子……。しかしそのほとんどは、長く待たされた挙げ句、ジャニーズ事務所の強固な反対で結婚できないまま結局は破局に至っている。
逆に、KAT-TUN田口淳之介と小嶺麗奈、赤西仁と黒木メイサなど、事務所の反対を拒み、交際や結婚を貫いた者は、事務所を追われるという憂き目に遭っている。
昨年、国分太一が結婚した際、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏が各スポーツ新聞などに、「遠慮なく適齢期になったら結婚すべきです。将来(未来を担う)子供も必要だしね。人として当然のことです」といったコメントを寄せて、暗に「ジャニーズ事務所に、所属タレントの結婚を阻む鉄の掟や、事務所の圧力は存在しない」とアピールしていたが、そんなものは建前にすぎない。
「旬のタレントの結婚は認めないというのがジャニーズ事務所の方針です。さらに相手が一般人でなく芸能人だとさらにハードルは高い。結婚できた近藤や東山、国分などにしても絶頂期ではなくアイドルとして“上がった”からお許しが出ただけで、稼ぎ頭の嵐の松潤がそう簡単に結婚できるはずがない」(芸能事務所関係者)