フジ・メディア・ホールディングスホームページより
今年、フジテレビにアナウンサーとして入社した藤井フミヤの長男・藤井弘輝が『めざましテレビ』(フジテレビ)レギュラーに抜擢されたことで「ここまで露骨にやるか」と大きな話題になっている。
実は藤井弘輝をめぐっては、入社直後からコネ入社の噂が流れていた。いや、正確に言えば、入社の1年近く前、テレビ局の採用試験が始まったばかりの昨年6月頃から「藤井フミヤの息子がフジのアナウンサー試験に応募しているが、他局は受けておらず、もう採用が決まっている」との噂が広がり、写真週刊誌「FLASH」(光文社)が本人を直撃したほどだった。
「藤井フミヤはフジテレビのドンである日枝久会長にかわいがられていましたからね。局内でも日枝会長のプッシュがあったんじゃないかというもっぱらの噂でした」(フジテレビ関係者)
そして、今年4月、弘輝は噂通りフジにアナウンサーとして入社し、わずか半年で異例の看板帯番組レギュラーに抜擢されたというわけだ。「FLASH」は前述の昨年の記事で、「『めざまし』あたりからスタートすることになっている」との内部情報を掲載したが、これもその通りになってしまった。もはやフジテレビは“コネ入社”の存在を隠すつもりすらないようだ。
そもそも、フジテレビはコネ入社の多いテレビ局のなかでも、とびきりコネ入社が多いことで知られている。有名人の子弟も多く、芸能関係では、陣内孝則の長男、高橋英樹の娘・高橋真麻はもちろん、俳優・宇津井健やミュージシャン・ムッシュかまやつの長男、生田斗真の弟……。ジャニーズ事務所の副社長でメリー喜多川の長女である藤島ジュリー景子も、役員秘書室に在籍していた。
しかも、フジテレビでは、大物政治家の子息も多い。たとえば、中曽根康弘元首相の孫(長女の息子)や、故・中川昭一氏と中川郁子衆議院議員の娘、また14年には安倍首相の甥にあたる岸信夫外務副大臣の次男、さらには安倍首相の側近で現閣僚の加藤勝信内閣府特命担当大臣の娘もまたフジテレビに入社している。
「他にも、大物財界人の子息、広告代理店やスポンサー筋の関係者、大手出版社幹部の子どもなどがたくさんいます。社員の半分以上はコネ入社といっていいでしょう。フジテレビの入社式が父兄同伴なのは有名ですが、これも子弟をコネ入社させた有力人物向けに始めたといわれています」(前出・フジテレビ関係者)