小池百合子オフィシャルサイトより
7月31日の投票日を前に、いよいよ終盤へ突入した東京都知事選。そんななか、リードしていると伝えられる小池百合子氏のある発言が、ネット上で波紋を呼んでいる。発端は、今月17日に投稿された以下のようなツイートであった。
〈私は東京を文化の発信地にしていきます。コミケ開催地も出版社もその多くが東京にあるのです。東京都が総力を挙げて、コミケを応援します!〉
このつぶやきには、小池氏が『魔法使いサリー』の主人公・夢野サリーのコスプレをした写真(当人は「魔法使いユリー」を自称している)が添えられ、ネット民たちからは失笑が漏れた。
さらに同日、小池氏は秋葉原で街頭演説に立って「私の地元はトキワ荘があった豊島区、アニメの原点。豊島区が秋葉原と手を結んで、キラーコンテンツを世界に発信して、インバウンドを呼び起こして、東京を元気にする。魔法使いユリーを都知事に!」と語り、「東京アニメランド計画」を有権者に呼びかけた。
小池氏のこの一連の動きに対し、一部のマンガ、アニメファンからは疑問の声が。「魔法使いユリー」なる寒いコスプレに対してではない。かつてマンガやアニメの表現を規制しようと動いていた小池氏の過去に対して、だ。
〈あれ? 小池百合子って表現規制推進派だった記憶があるんだけどなんか間逆の事言い始めてる〉
〈小池百合子氏は表現規制派ですオタク都民は冷静な判断を〉
〈小池百合子さんは早急に表現の規制に関する考えを再度まとめて公表すべきです〉
多くの人が指摘している通り、自民党下野時代の2011年、第178回国会にて小池氏は細田博之氏とともに、「青少年健全育成のため児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の早期改正を求めることに関する請願」の紹介議員となっている。