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卑劣! 能年玲奈に「本名使うな」と前事務所から理不尽すぎる圧力が! 能年を完全追放のテレビにクドカンも苦言

 レプロ側は、契約書にあるこの一文を根拠に「能年玲奈」という名前の使用に関する権限をもっていると主張しているのだが、芸名ならまだしもこれが本名にも適用されるのかは疑問だ。実際、記事で取材に答えている弁護士も、公序良俗違反でこの契約条項は無効になるのではないかと考えを示している。

 だが、能年側は、レプロのこの要求を呑んだ。「能年玲奈」という名前を使い続けることで、もしも裁判などになれば、今度は一緒に仕事をする相手に迷惑がかかることを危惧したからだ。

 実際、これまでレプロはそういったこともやりかねないほど、能年に対して嫌がらせの限りを尽くしてきた。改名を発表した前述の「FRIDAY」とほぼ時を同じくして、能年は「週刊文春」16年7月21日号内の阿川佐和子による対談連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」にも登場しているのだが、この二誌が発売された直後、レプロは文書でコメントを発表。15年1月から今年6月までの期間は能年側が仕事や話し合いを拒否していたため契約不履行とみなし、その分の契約延長を申し入れているため、まだ契約は終了していないと主張した。また今回、能年が改名して活動を再開したことに関し、同社は法的対処も含め検討しているとしている。事実、レプロのホームページ内にはまだ能年玲奈が所属タレントとして掲載されたままだ。

 レプロのこのような動きは能年側も察知していたようで、「FRIDAY」「週刊文春」からの取材に関しても一悶着あったようだ。出版関係者はこう語る。

「スケジュールは空いてますから、6月のうちに取材して、7月に入ったらすぐに記事を出そうという案もあったようですが、レプロに何か言われたら困るとのことで、結局、取材自体も7月に入ってからということになったようです。レプロとの契約は6月いっぱいで終了するのにも関わらず、活動再開の週刊誌が7月中旬発売の号になったのにはそういう理由があります」

 振り返れば、能年玲奈という女優のキャリアは、常にレプロ=バーニングからの嫌がらせが付きまとい続けてきた。出世作である『あまちゃん』(NHK)出演時には、ハードスケジュールを乗り切らなくてはならない朝ドラの撮影にも関わらず事務所からのサポートは手薄で、そのうえ当時の月給はたったの5万円であったという。前述の「週刊文春」16年7月21日号に掲載された阿川佐和子との対談で能年はその頃のことをこのように振り返っている。

阿川「資料によると、『あまちゃん』の撮影の時は洗濯する時間もないし、給料も月に五万円でお金がなかったって話がありましたけど……」
能年「きゃー恥ずかしい! 財布の中に一円玉しか入ってない時がありました。洗濯が間に合わないから、明日着ていく下着もないような時がありまして。マネージャーさんも新人の方で忙しくされてるし、泣き言を言って怒られたことがあったので、相談しちゃ駄目だと思ってたんです……」
阿川「エーッ! NHKの朝ドラのヒロインだよ! 普通は事務所が万全のケアをするもんなんじゃないの!?」
能年「うーん、それはわからないですけど……。そんな時に演技のレッスンをしてくれた滝沢充子先生が助けてくれて」

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