フジテレビ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』番組ページより
本日21時から始まるフジテレビの新ドラマ『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』。芸能マスコミはこの作品が韓国で大人気を博したドラマ『ミセン─未生─』のリメイク版であるとか、久しぶりにスピッツが主題歌に起用されたといったどうでもいい話をやたら話題にしているが、その前に、もっと指摘することがあるだろう。
それは、このドラマで主演をつとめているHey! Say! JUMPの中島裕翔が、痴漢行為で警察沙汰にまでなったのに、降板させられることもなく、そのまま放送が始まってしまうということだ。
中島のスキャンダルといえば、吉田羊との7連泊熱愛報道が真っ先に思い浮かぶかもしれないが、実は、そのお泊りの翌日、4月1日の早朝に酔っぱらって痴漢行為をはたらいていたのだ。そのことを報じた「週刊文春」(文藝春秋)5月26日号によると、30代の女性会社員から「男性に路上で抱きつかれ、上半身をさわられるなどした」という110番通報があり、警察が駆けつけると、そこには泥酔した中島がいたという。
この事件に関しては、ジャニーズ事務所も事実だと認めており、「文春」の取材に対してもこう答えている。
「泥酔下とはいえ、このような事態になりました点について、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。本人も深く反省しております」
結局、女性が被害届けを出さなかったため事件化することはなかったが、酔っぱらって見知らぬ女性に抱きつくなど、立派な痴漢行為である。ジャニーズ事務所はエクスキューズのように「泥酔下とはいえ」などと言っているが、会社員や公務員が泥酔して電車の中で女性の身体にさわるなどして逮捕される事件は頻繁に報道されている。
同じ芸能人でいえば、市川海老蔵が関東連合関係者に暴行を受けた際など、被害者であったにも関わらず、マスコミは酒癖や態度の悪さをこれでもかと責め立てた。まして、中島は痴漢行為の加害者だ。ほかの芸能人なら、番組降板や謹慎は不可避、場合によっては芸能界追放に追い込まれかねない不祥事だ。