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AV出演強要を告白した人気女優・香西咲が“枕営業”強制の事実も告発! この機に乗じて捜査当局のAV取締の動きも

「『お前のエロさを見せてくれ』と、部屋に入ってすぐY氏は大の字になってベッドに横たわり奉仕を要求しました。私はビールと精神安定剤を飲み、心を殺して従いました。その後、拒んでいるにもかかわらず、彼は避妊具もつけずに挿入してきました」

 なんとも悪辣な枕営業の強要だが、この話を受けてアダルト業界関係者はこのように証言する。

「大手のIT企業社長などと愛人契約、今で言う「パパ活」ですか? そういうかたちでAV女優と金持ちが枕営業するというのは根強くありますし、あと、芸能界とかアダルト業界の関係者が女の子においしい話をもちかけてホテルに連れ込むというのももちろんあります。でも、香西さんの場合、自分ではなく、事務所の人間が有力者とのコネを得るために強要されて枕営業を行っているわけですから、それらとはまた違ったひどいケースと言えますね」

 ちなみに、AV女優の瀬名あゆむ氏は、ウェブサイト「ブッチNEWS」の連載コラムのなかで枕営業について、AV業界でも枕営業が持ちかけられることは滅多にないと前置きしつつ、実体験を踏まえてこのように書いている。

〈ぶっちゃけますけど私自身もAV業界に入って何回か、枕営業的なことを持ちかけられたことがありました。
 これまた仕事やオイシイ話をチラつかせて口説いてくるパターンでした。
 でも、どう考えても、その人に大きい仕事を動かす権限なんかないんです。その人や、その人が繋げる人に、そんな権力も実力もないんです。本当に口からでまかせでしたね。だから思いっきり無視しました。そういうことがあったから、私的には「枕チラつかせてくる人って小物なんだな。ああいう人と関わっていいことは何もないな」と確信するようになりました〉

 枕営業を持ちかけてくるような“自称”業界有力者にろくな人間はいないということのようだ。

 香西氏の件に話を戻すと、Y氏への性接待はその後も続き、しかも要求はさらにエスカレート。「別の女性も連れた3Pを録画したい」とまで言い始めたという。これが我慢の限界だった。

 あまりにも理不尽な仕打ちから、肉体的にも精神的にも、完全に臨界点に達した香西氏は、慢性膵炎、胃腸炎・逆流性食道炎になってしまう。そして4年目の契約更新を前に弁護士を立てて独立。ついに「洗脳」の呪縛を断ち切ったのだった。

 この事実を「週刊文春」に告発するとともに、彼女は現在、青木氏を相手取り裁判を起こす準備に入っているという。

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