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AKB卒業の高城亜樹を元所属事務所ナベプロと「週刊女性」がバッシングで、逆に「ツイッター乗っ取り」発表の嘘が

 そう考えれば今回「週刊女性」が高城の過去のスキャンダルを蒸し返し、芸能界引退さえ示唆したのも納得できる。

 となると、もうひとつ気になるのが、あのツイッター乗っ取り事件のことだ。14年6月、高城のツイッター上で「今日はみちゃとSBの今宮選手と森選手と4人で食事したよ」とプロ野球選手との合コンを思わせるツイートがなされ、すぐさま削除。「私が書いていないことが、私のTwitterでつぶやかれている。(略)このことは事務所の方、AKBのスタッフさんには連絡しました。今、調べてもらっています。怖い」と乗っ取り被害を主張した一件だ。

 ナベプロのO取締役もGoogle+上で「現在、警視庁サイバー犯罪対策課に相談の上、捜査を進める依頼をしております」とコメント。最終的には、調査の結果、乗っ取り犯人は取引先の社員だったことが判明して、その社員が処分された……ことになっている。

 しかし今回の「週女」の記事では、「度重なる男性スキャンダル」の「ひとつ目」として「プライベートでプロ野球選手たちと食事をしたことをツイッターにつぶやき、ファンから合コンだと指摘され炎上」「そのときは、所属事務所は高城さんを懸命にかばった」と書かれている。そしてAKB卒業直前に「文春」にお泊まり報道と合わせ「1度ならず2度も“恋愛禁止”といわれるグループの掟を破った」ことから、事務所もかばいきれず辞めることになった、と。

「度重なる男性スキャンダルのひとつ」「1度ならず2度も“恋愛禁止”といわれるグループの掟を破った」「事務所はかばった」……え? てことは、やっぱりあのTwitter書き込みは事実で乗っ取りはでっちあげだったってこと?

 たしかに、高城とナベプロの「乗っ取り被害」主張には、当時から「ウソ」というツッコミが数多くあった。

 プロ野球選手と食事したというツイートはわずか数十秒後に削除されたことから、「別アカかDMなどへの書き込みをまちがえて投稿しただけだろ」「乗っ取り犯なら、なんですぐ削除するんだよ」「乗っ取られて怖いのに、なんでそのあとしれっとふつうにツイートしてるんだ」「本当に乗っ取られてるなら、警察に被害届出せばいい」との声もあがった。

 すると、前述したように、O取締役は「現在、警視庁サイバー犯罪対策課に相談の上、捜査を進める依頼をしております」とのコメントを発表。しかし2週間後、「弊社としては、高城亜樹から被害届を提出することを検討しておりましたが、警視庁サイバー犯罪対策課及び原宿署によれば『本件において被害届を提出できるのは不正アクセスの被害を受けたTwitter社であり、高城亜樹ではない』との見解を取っているとのこと」として、被害届の提出を見送った。

 そして、ナベプロの独自調査の結果、「高城亜樹のTwitterアカウントのパスワードを知る取引先の社員が、高城亜樹に無断で当該パスワードを使用して高城亜樹のTwitterアカウントにログインしたうえで、ツイートを行い、かつ当該ツイートを削除していたことが判明」と、公表したのだ。書き込みをした会社が謝罪し、当該社員にしかるべき処分をすることを制約したため、和解したということだった。

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