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ムツゴロウさんが“動物嫌いになった”意外な理由! 性欲減退でおっぱいに興味を失ったことが関係、と本人が

 実はムツゴロウさんは今回、前述した毎日新聞でのインタビューで“動物と距離を置くようになった理由”として非常に興味深い話を語っている。

「セックスのパトス(欲情)がなくなったのと関係しているとも思いますね。今でも、女の子に囲まれれば素晴らしいですよ。でも自分との関係で相手を見なくなるんです。ブラジルでも、青空に溶けるんじゃないかってくらい肌の白い女性があっちから来るでしょ。胸が豊かでね。ああ、素晴らしいなあって見てますよ。素直に『美』として女性を見られるようになったんですよ」

 性欲がなくなったから、動物嫌いになった…よくわからない話だが、しかし、たしかに、ムツゴロウさんの過去の発言を見ていると、“動物愛”と“性への欲動”が表裏一体となっている感じはあった。性というか、とくに“おっぱい”へのこだわり。たとえば、2011年12月に岐阜県で行われた講演会で、畑氏は大衆の面前でこんなことを語っていたと報道された。

「僕の娘が子どもにお乳をあげたとき、ピューッと勢いよく出てミルクがあふれちゃった。もったいないから僕も孫の横で口を開けてね、飲んだんですよ」
「僕はね、動物のおっぱい吸うのが大好きなんですよ。実はね、おっぱいというのは吸うコツがあるんです。まあ、男性の方はたくさん吸った経験があるでしょうけどね、エヘヘ」(「週刊文春」文藝春秋/2013年1月10日号)

 この“おっぱい”へのこだわりに聴衆はドン引き、しーんと静まり返ったという。当然だろう。

 ところが、そんなムツゴロウさんも80歳になって、“おっぱい”を見る目が変わり、それと同時に動物に対する心境も変化したというのである。

 前述の通り、家族を北海道に残して一人暮らしをしている畑氏だが、今、テレビの仕事も控え、民主主義をテーマにした小説の執筆に専念しているという。

「70になったら、あとは一生に一つくらい、力を入れた誰にも邪魔されない作品を書いて死にたいと思っていたんです」(前述・毎日新聞より)

 “動物の呪縛”から解き放たれたムツゴロウさんの新たな作品に期待したい。
(小杉みすず)

最終更新:2016.02.10 03:52

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