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清原逮捕でテレビ各局が「昨年からマーク」と大自慢! だったらなぜ番組に清原を出演させた? フジの無責任ぶりに唖然

 しかし、昨年8月には、「文春」報道時以来の逮捕情報が流され、10月には2度目の「逮捕間近」という情報が報道各社にもたらされたという。

「どちらも、噂レベルの話ではなく、記者クラブが警視庁からとってきた情報でした。だから、各社とも相当な人数をかけて取材体制をしいたわけです」(民放報道記者)

 ところが、テレビ局はそれでも、清原を出演させ続けた。8月28日には、ダウンタウンが司会を務める『ダウンタウンなうSP』(フジテレビ系)の「お悩みハシゴ酒」という企画に出演させ、浜田雅功が「クスリやってんの?」とストレートにつっこみ、清原が「風邪薬はやった」「うらみつらみを買ってるんです。そいつらが言うんです」「ないです。ないです」と答えるやりとりを流した。

 さらに、10月11日には、『行列のできる法律相談所』、11月19日『ダウンタウンDX 2時間SP』(ともに日本テレビ)にも出演した。 

 もちろん、この時点で、清原は刑事犯ではないし、テレビに出てはならないとも思わないが、しかし一方で、テレビ局は失言や不倫でも番組を次々とタレントを降板させてしまっているのだ。そんな弱腰メディアが、「逮捕」が確実視される人物を堂々と出演させ、それをネタにするというのは、どういうコンプライアンス基準しているのかちょっと不思議になるではないか。

 中でも、すごいのは、今日、「追跡!1200時間」と大自慢していたフジテレビだ。

 実は、清原逮捕情報は先年の終わり頃、3度目の情報が流れ、そのときは今度こそ間違いないらしいとかなりの確度が伝えられていた。その結果、他のテレビ局は年末からほとんど、清原を出演させなくなってしまったのだが、その中で、フジテレビだけが敢然と清原を起用し続けたのである。

 昨年大晦日の野球番組『World Baseball エンタテイメントたまッチ!』、年明け1月7日には『バイキング』、1月17日にはスポーツ番組『すぽると!』、そして1月24日には、松本人志の『ワイドナショー』にまで出演させた。

「報道局は清原の逮捕情報については逐一上層部に情報をあげていたようですが、大手芸能プロダクションのケイダッシュがバックについていたこともあり、当初は制作局が『ケイダッシュやバーニングが裏にいれば大丈夫だろう』とタカをくくっていた。とくに、フジは報道の力が弱いので、最後まで、逮捕近しという情報を聞き入れてもらえなかったということのようです」(テレビ局関係者)

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