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検証!SMAP騒動とジャニーズの女帝〈中編〉

娘婿を追放、ヒガシにも激怒! メリー喜多川氏“暴走老人”言行録! 被害者はSMAP、飯島だけではなかった

 そして、もうひとつの変化は、メリー氏自身が直接、メディアに電話をかけてくるようになったことだった。

「何か気に障る記事があったり、逆に気に入った記事があると、昔からの馴染みの記者のところに突然、電話をかけてくるようです。ある週刊誌には、突然、菓子折りをもってやってきたこともあるようです」(前出・スポーツ紙J担記者)

 ようするに、感情が抑えきれなくなって、それがどういう影響を与えるかも考えずに、勝手に動いてしまうということらしい。そのきわめつきが「週刊文春」のインタビューだったということだろう。

「メリーさんはオフレコで、ともいわず、一気にまくしたてますからね。しかもすごいことをいう。我々スポーツ紙はジャニーズの意向を忖度して活字にはしませんが、文春はそのまま活字にしちゃったということでしょう。こうした暴走には、ジャニーズ事務所の幹部たちも本当に頭を抱えているようです。しかも、何が気に障るかわからず、いつ自分に刃が向いてくるかわからない。戦々恐々らしいですよ」(前出・スポーツ紙J担記者)

 それにしても、これまで強権と計算を見事に使い分けてジャニーズ事務所を仕切ってきたメリー氏は、いったいどうしてこういう暴走状態に陥ってしまったのか。もちろん、ひとつの原因としては、89歳という高齢の問題があるだろう。しかし、もうひとつ、大きな影を落としているのが、後継者である藤島ジュリー景子氏との関係だという。

 次回は、そのあたりをさらに掘り下げ、ジャニーズ事務所の今後についても触れてみたい。
(時田章広)

【検証!SMAP騒動とジャニーズの女帝→(前編)(中編)(後編)】

最終更新:2016.01.31 08:08

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