実際、つんく♂自身、闘病エッセイ『だから、生きる。』(新潮社)でも、プロデューサー降板が自らの意思でないことをこう記している。
「その時は驚いて、僕なりの今後の展望や今後のハロプロ論を伝えたし、いろいろ話し合ったが、結果ハロー!プロジェクトの総合プロデューサーを退き、作詞・作曲に関しては一作家として参加し、ことモーニング娘。に関してはサウンドプロデューサーとしては携わることとなった」
「ただ、僕から総合プロデューサーの役目を投げ出したわけでも、曲が書けないほど弱っているわけでも、ハロー!プロジェクトが嫌になったわけでもないことはわかってもらいたい。今でもハロプロを心から愛してる」
こうした事務所との関係、確執などがある以上、紅白での“共演”はちょっと考えにくいのではないか。つんく♂が紅白で華々しく登場する陰で、大きな魚を逃がした形の山崎会長は臍を噛むしかないのかもしれない。
(林グンマ)
最終更新:2015.11.17 01:01