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室井佑月の「8.30反安保デモ」参加宣言にネトウヨタレント・フィフィが噛み付いた!

 くわえて、テレビに出演する内部の人間としても〈テレビで安保法案を少しでも扱うなら、今揉めているのは他国を武力で守る条件についてなどであって、愛国心云々をただ熱く語るだけの人をコメンテーターに呼ぶのはやめてほしい。誤解が広がるから〉と意見を表明。また、「(自民党の圧力に)報道機関がほんとうに萎縮しているというなら、報道機関にとって恥ずかしいことなのではないか」と発言した安倍首相に〈あたし、安倍さんのその意見には大きく賛同するわ〉といい、〈業界の末端、トカゲの尻尾からのお願いです。恥ずかしい人たちと思われながら、呼び出され、ホイホイ飯を食いにいくのやめれ〉と、安倍首相と仲良く会食に繰り出すテレビ局の幹部や新聞記者たちを批判した。

 干されても上等、でも批判すべきものは批判する──室井の姿勢には、そうしたはっきりとした態度が見える。フィフィが言うような「干される覚悟で」なんてチマチマしたことはハナから考えていない。そんなふうにも思えるのだ。

 実際、室井は今年5月15日、金曜レギュラーの『大竹まこと ゴールデンラジオ』(文化放送)で、このように話している。

「すごい戦争法案進めた人たちの声が大きんだもん。だけど、いま黙ってると、もう取り返しがつかないじゃない」

「デモに行く時間があるなら作品書けよ」とネット上では批判されている室井だが、「黙っていると取り返しがつかなくなる」「もういても立ってもいられない」という室井の危機感は、言論人として真っ当な感覚だ。現に、全国で広がる反対デモは確実に政権にダメージを与えている。

 100万人のひとりになるためデモに参加すると決めた室井だけでなく、多くの人が声をあげることを祈らずにいられない。
(水井多賀子)

最終更新:2015.08.25 10:06

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