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小林よしのりがAKB総選挙のスピーチに激怒!「横山由依は総監督辞退しろ!」「指原もダメ」

〈たかみな(高橋みなみ)が残留! 卒業取りやめ! あんなにスピーチが上手な人が卒業なんて、秋元康の方針が間違ってる。やっぱりね、「公」と「私」というのがあってね、たかみなは「私」を殺して、「公」を取るわけ。メンバー全体のこと、ランクインできなかったコのことも考えてる。しかも、視聴者のことも考えている。なおかつ、「努力は必ず報われる」っていうフレーズが嘘だなんだって言われているから、それに対する回答も示しているわけ。それと比べたら、指原のスピーチもまだ「私」だから〉

 まるで、横山由依がグループのことを一切考えていないと言わんばかりの批判である。

 しかし、スピーチライターとして多数のビジネスマンのスピーチコンサルティングにも携わる、陰山洋介氏による著書『スピーチライター 言葉で世界を変える仕事』(KADOKAWA)によると、一対一の商談や会議では抜群のコミュニケーション能力を発揮する優秀な人が、スピーチとなると途端に話せなくなってしまう例は珍しくないと言う。

 横山由依も、次期総監督に指名されるほどであるから、普段は若手メンバーに対して抜群のリーダーシップを発揮している。しかし、総選挙のスピーチとなると、いつもグダグダになってしまう。生まれたての子鹿のように体を震わせながらヨロヨロと壇上に近づき、マイクを手にしても泣き、まともに喋れなくなる姿が毎年繰り返されるので、ファンから「伝統芸」「バイブ芸」と揶揄されているほどだ。

 まさに、彼女も、典型的なスピーチになると途端に話せなくなるタイプといえる。

 そんな人の最大の問題点は、「スピーチを特殊な話し方だと思っていて、スピーチだと思うと変に構えてしまう」というところにある。苦手意識が先行すると、自己紹介すらまともにできなくなってしまう信じがたい状況に陥ることもあるそうだが、確かに彼女も自分の名前すらまともに声に出せていなかった。

 こういう症例には、まずスピーチの内容云々の前に、苦手意識を払拭させ、やればできると認識してもらうため「みなさん、はじめまして。○○です。本日取締役に就任しました。まだ、会社についてわからないことばかりなので、みなさんいろいろ教えてください」といった簡単な挨拶をスピーチコンサルタントの後を追ってオウム返しのように復唱させる、「口立て」の練習方式をとるという。

 バカにしているのか?と思わず考え込んでしまうような練習だが、これによってスピーチに対する変な構えがなくなり、克服への一歩を踏み出せるのだという。

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