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『報ステ』転向?「安倍首相とテレ朝のパイプ役」の姪のバイオリン演奏を延々放映

 そして、2012年、第二次安倍政権が誕生すると、末延氏はもうひとりのキーマン、見城徹・幻冬舎代表取締役とともに、テレビ朝日での発言力を急速に増していく。

「テレビ朝日の放送番組審議会会長をつとめる見城氏が安倍首相に食い込み、早河会長との間を取り持ったことは有名ですが、その見城氏と連携して、安倍首相とテレビ朝日のパイプ役をしていたのが末延さんだった。実際、末延さんは見城氏とともに頻繁に安倍首相と会っています」(前出・政界関係者)

 たとえば、首相動静によれば、13年11月13日、安倍首相は石井直・電通社長と会食をしているが、この席には見城氏と末延氏が同席している。

 そして、番組でも、末延氏はテレビ朝日『ワイド!スクランブル』などでコメンテーターをつとめるようになり、テレビ朝日らしからぬタカ派丸出しの露骨な安倍擁護コメントを堂々と口にし始める。

 たとえば、13年12月末の安倍首相の靖国参拝の翌日のこと。同番組では多角的にこの問題が論じられるのかと思いきや、石破茂幹事長が番組に出演して、安倍応援番組のような様相を呈したのだが、その先陣をきっていたのが末延氏だった。末延氏は、ただひとり批判を口にするデーブ・スペクターをさえぎり「今の瞬間だけの算盤で、損か得かだけをやるんであればね、保守のリーダーとは言い難い訳ですよ」などと、露骨な安倍擁護発言を続けたのである。

「『モーニングバード』は見城氏が牛耳り、『ワイド!スクランブル』は末延氏がにらみをきかせ、安倍政権批判を抑え込んでいるという状況ですね。いくらなんでも政権を持ち上げ過ぎで片寄りすぎだ。とか、なんで末延に配慮しなきゃいけないのか。などと不満たらたらですよ」(テレビ朝日関係者)

 だが、その見城氏と末延氏が手を出せなかったのが、『報道ステーション』だった。

 ところが、本サイトでも再三指摘してきたように、今回の問題で体制が変わり、見城氏、末延氏、そして早河会長のトリオがいよいよ『報ステ』の現場にも手を突っ込んでくるのではないかという観測が広がっていた。

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