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衆院選特別企画

ネトウヨも真っ青のトンデモ発言…衆院選候補者“極右ヘイト”ランキング(前編)

 たとえば、13年12月に、「『秘密』の定義が十分明確ではない」として特定秘密保護法案を批判した国連人権部門のリーダー・ピレイ氏に対し、「場合によっては謝罪や罷免(要求)、分担金の凍結ぐらいやってもいい」と発言したことを覚えている人も多いだろう。

 城内氏といえば、かつて人権擁護法案や人権侵害救済法案批判の急先鋒だったことでも知られるが、日本会議の機関誌である「日本の息吹」では「人権擁護法案通しますか、それとも日本人やめますか」と書いている(08年4月号)。自分の主張に反対する国民に向かって日本人をやめろ!と恫喝するとは、とても国会議員の発言とは思えない。

 また、城内氏は毎日新聞のインタビューで「(靖国神社の代わりに)無宗教の新たな国立追悼施設を創る案はどうですか」と問われ、こんな回答をして周囲を唖然とさせたこともある。

「霊にも民主主義があって、亡くなった方(靖国の祭神)一人ひとりに確認したら、全員反対すると思いますよ。見えないものに守られ、動かされている感覚こそ、霊性なんです」(14年6月13日付)

 もっとも、この城内氏、ネトウヨにはイマイチ受けがよくない。バンクーバー五輪女子フィギュアスケートを視聴した際、自身のブログで「私は日本をこよなく愛する者であるが、韓国のキム・ヨナ選手がどうみてもだんとつであった。悔しいがとなりの韓国にわが日本は完敗した。」と書いたことで、ネトウヨたちがコメント欄に殺到。炎上したこともあった。他にも城内氏のブログは、内容もさることながら、とにかくひとこと言いたくなる文体。ネトウヨに嫌われるネトウヨ政治家ってちょっと救いがないかもしれない。


ヘイト勢力だけでなく統一教会も…“テレビ局に圧力”の実行犯は極右人脈のデパート
★第13位 萩生田光一(自民党/東京24区)

 先日は“自民党に批判的な報道をするな”という脅しともとれる通達を在京テレビキー局へ送付して、大顰蹙を買った自民党副幹事長の萩生田光一氏。そんな萩生田氏にもヘイト勢力との関係が浮上している 

 村田春樹という、国政選挙にもたびたび出馬する極右政治団体「維新政党・新風」と深く関係を持つ人物がいる。彼が「東京代表」を務める「外国人参政権に反対する会・全国協議会」は、今から約10年前に誕生した市民団体で、在特会と共同してヘイトデモや集会などを頻繁に繰り返していた。14年現在、同会は活動を縮小しているが、在特会のHPには今でも「協賛団体」として名が連ねられている。

 そんな「外国人参政権に反対する会」のHPを見ると、「当会主催集会に出演(もしくはメッセージを)頂いた国会議員・地方議員リスト」というページがある。実はそのリストのなかに、稲田朋美氏(福井1区)、衛藤晟一参議院議員らと並んで、萩生田氏の名前が載っているのだ。

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