5月25日
トレーニング初日。この日、日本代表は国内合宿を終え、7000人以上のサポーターの前で壮行会を行った。我らが長友は、こんなコメントをしている。「この4年間で、チームも強くなっているし、自分も成長できた。自分自身にも大きな期待をしています」。いいことを言う。筆者も自分の大きな腹に負けない大きな期待をもち、トレーニングをすすめようではないか。長友の体幹トレーニングは大きく「ストレッチ」「インナー系」「アウター系」「連動」と分けられ、さまざまな用途に合わせたトレーニングが用意されている。たとえば、ダイエットやブレない体づくり、腰痛解消、疲れにくい体など、スポーツに適した肉体づくりから、筆者のようなクソ豚野郎の肉体改善にまで用いることができる幅広さなのだ。今回の願掛け体幹トレーニングは「腹を凹ませたい」向けのトレーニングを中心に行うこととした。初日はわずか20分ほどですべてのトレーニングを終えたこともあり、「え、こんなもので良いの?」というものだった。しかし、体には汗が浮かび、なかなかの疲労感がある。長友のように自分も成長できるのだろうか。
5月27日
トレーニング開始から3日が経過。日本代表はテストマッチでキプロス代表と対戦した。内田篤人があげた先制点を守りきり勝利したものの、全体的に運動量が少ないようにみられた。我らが長友も試合後には「連携を高めていかないと、強豪相手には通用しない」と述べていた。さすがストイックキングだ。筆者もその言葉に従おう。腹直筋・腸腰筋・腹斜筋をそれぞれFW、MF、DFにみたて、腹筋全体の連携を強めていくのだ。メニューは「水平クランチ」。あお向けの状態で膝を立て、脚を上げながら両手を水平にし3秒間キープするというトレーニングである。この最中、かあちゃんに襖を開けられ、残念な生物を見るかのような眼をされてしまった……。
5月31日
トレーニング7日目。日本代表はアメリカ・フロリダで直前合宿を行っている。ちなみに同日、京都の下鴨神社で日本代表の必勝を祈願した蹴鞠が催され、元日本代表の中田英寿も烏帽子に水干しの伝統装束姿で登場していた。野郎も気づいていたか……。しかし、蹴鞠は見物しただけで参加しなかったらしい。そんな腰のひけた願掛けよりも筆者の超願掛け体幹トレーニングのほうがきっと効果があるはずだ!