
首相官邸HPより
安倍晋三元首相の死から4年。高市首相が〈安倍総理が日本国と日本人のために残してくださったご功績の大きさを実感する日々〉とXに投稿したり、何かと物議を醸している佐伯耕三内閣広報官のXアカウントも安倍元首相の動画メッセージを投稿するなど、高市政権は安倍元首相の功績をアピールしている。また東京・有明の東京ビッグサイトでは、先週末から安倍晋三回顧展がおこなわれている。しかし、安倍元首相は功績だけで語れるような政治家では決してない。残したものは功績よりも、負の遺産のほうがはるかに大きい。
たとえば、戦争のできる国へと大きく転換させた2015年の安保法制強行成立。憲法や民主的手続きを一切無視、安倍政権の強権独裁体質があらわになった年でもあった。リテラでは、2015年末に、安倍元首相の嘘、ごまかし、逆ギレ、開き直りに満ちた2015年のトンデモ発言をランキング形式で総まくりしている。以下に再録するので、あらためて、そのトンデモぶりを振り返っていただきたい。
(編集部)
★10位
「第三の矢は的に届いていないとの批判を受けるが、私は大学時代、アーチェリー部だった。私の矢は必ず当たる」
(5月2日、ロサンゼルスでの日米交流関係者との昼食会で)「デフレからの脱却」と「富の拡大」を実現するというアベノミクスが掲げた「3本の矢」。その3本の矢とやらは国民の生活を悪化させ、格差を拡大させるだけで、恩恵にあずかったのは大企業と富裕層だった。
だが、経済失策という批判も当人はどこ吹く風。「アーチェリー部だったから必ず当たる」と説得力ゼロの発言を自信満々にひけらかしてしまう。さらに、安保法制の強行採決によるイメージダウンを払拭するために、「これからも経済最優先で『1億総活躍社会』を目指す」などと言って、またしてもまやかしの「新・3本の矢」をぶちあげたのだ。
ちなみに、ここまで言うからにはさぞや輝かしいアーチェリーの記録を保持しているのだろうと思いきや、成蹊大時代はなんとただの準レギュラー。自慢できそうなのは、テレビ番組の企画で明石家さんまに勝ったことくらいだ。それでも恥ずかしげもなく「私の矢は必ず当たる」なんてドヤ顔で思いあがってしまう自己過信ぶり……さすがの安定感と言うほかない。


