“新型コロナ対応で地元後援会「新春のつどい」出席中止”の嘘
明らかに、国民の生命を危険にさらしている新型コロナウイルスの対策よりも、特定の自分の支持層や身内議員を優先させているとしか思えない行動だ。
ちなみに、安倍首相は今月8、9日に地元・山口県で予定していた自身の後援会主催の新年会「新春の集い」への参加を取りやめているが、これは「桜を見る会」やその前夜祭で大問題になった“特別扱い”の追及から逃れるためだろう。安倍首相の後援会は今月4日に「新型コロナウイルス対応のため、安倍首相が帰京できなくなった」などと説明したというが、実際、8日の首相動静を見ると、安倍首相は午後3時半ごろまで来客もなく自宅で過ごし、午後16時前に官邸へ顔を出すと、閣僚や官僚らと面会後の報道陣のぶら下がり取材に1分間だけ応じただけで、1時間も経たずして帰宅。ゆっくりと休養にあてている。
「専門家会議」の設置が遅すぎることといい、対策を指示せねばならないときに支持者やマスコミ幹部と会食していることといい、はっきり言って異常である。SNSで続々と声があがっているように、もはや「国民の命を守る気がないのか」と批判されて当然だ。冗談ではなく、このまま安倍政権にまかせていては、差別やパニックだけがいたずらに広がる一方、本来は防げる感染も見過ごされてしまうかもしれない。まさに目の前で“人災”が起きそうになっている様を、国民は黙って見ているだけでいいのか。
(編集部)
最終更新:2020.02.17 01:56