麻生大臣が2日で77万円豪遊の銀座クラブはママ自ら「セクハラは日常ごと」と豪語する店
まったく国民を馬鹿にしているとしか思えない政治資金の使い方だが、昨年の収支報告書を見ると、麻生財務相は問題の店以外にも、女性が接客をおこなう店に支出している。
たとえば、3月29日に6万1000円を支出している店は銀座の会員制クラブラウンジで、このクラブラウンジの求人情報を確認すると、「カウンターと個室3部屋」「求めている女の子のカラーは清楚美人系、モデル系」「お客様は一流企業のエリート社員の方や経営者や社長の方々」「身体のラインが出るような服装で、高めのヒールを履いて勤務することが大切」などと紹介されている。
さらに、7月2日に49万8910円、10月1日に27万7700円と合計77万6610円を支出していたのは銀座6丁目の高級会員制クラブ。HPにはオーナーママが出版したという書籍が紹介されており、そこには〈銀座高級クラブママが教える働く女としての一流の流儀〉〈冗談、セクハラ、ストーカーは日常ごと。いちいち傷つきません。さらりと斬り返す余裕をもってのぞみます〉などと書かれている。
麻生財務相は昨年発覚した財務省事務次官によるセクハラ問題で「セクハラ罪という罪はない」「殺人とか強制わいせつとは違う」「はめられた可能性は否定できない」と暴言を吐きまくっていたが、こういうことを平気で言う人物がきっと偉そうに夜の店で女性たちにセクハラを平気で働いているのだろう。
ともかく、女性が接客するラウンジやクラブでおこなう「政治活動」とは一体なんなのか。そもそも麻生財務相は国民には消費税率を引き上げて負担を強いているのに、非課税の政治資金で飲み食い代約2300万円を支出したことを平気な顔で報告しているのである。恥も外聞もないとはこのことではないか。
だが、安倍政権の閣僚で、派手な飲み食いを繰り広げているのは麻生財務相だけではない。
たとえば、千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号についておこなわれた閉会中審査で「千葉県自体があれだけの台風に非常に慣れていないという状況も作用した」などと答弁して顰蹙を買った武田良太防災担当相。武田氏の資金管理団体「武田良太政経研究会」の収支報告書を確認すると、6月12日に靖國神社社務所に「初穂料」1万2000円を支出しており、政治活動費として支出することは適切と言えるのか甚だ疑問なのだが、一方で「飲食代」の支出額は約1510万円にものぼった。