安倍首相の根底にある「自然災害による被害も国民の自己責任」という残酷な思想
もう何度も指摘してきたことだが、安倍首相が大事にしているのは、自分の権力維持と極右思想実現、お友だちとの付き合いだけであって、国民の生命のことなんて微塵も考えていない。だからこそ、台風15号の際には甚大な被害があきらかになっているのにもかかわらず内閣改造を延期することなく予定通りに押し進めたのだ。
しかも、この安倍首相の災害への無関心の根底には、おそらく、自然災害による被害も国民の自己責任という残酷な思想がある。だからこそ、何度批判されても迅速な災害対応がとれないばかりか、被災地を蔑ろにするような言動を平気でとるのだ。
もっとも今回は、台風15号で批判を浴びたために、さすがに災害発生の前日と翌日に関係閣僚会議を開き、非常災害対策本部設置を発表せざるを得なかった。しかし、だとしても、安倍首相のこと。反省して、本気で国民の生命や財産を守ろうと姿勢を変えたとは思えない。明日以降も、安倍首相による「やってる」アピールはつづくだろうが、災害が頻発する国のトップとしてほんとうにやるべきことをやっているのか。台風15号の問題とあわせ、徹底した検証が必要だ。
(編集部)
最終更新:2019.10.14 12:36