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『news23』党首討論で安倍首相の醜態一部始終! 自民党フェイク本配布問題で悪あがき、ルール無視に小川彩佳は…

志位「自民党は出所不明の文書を議員に配るのか」のツッコミに安倍は…

 だが、安倍首相の暴走は止まらない。「それは違いますよ! ちょっと待って、ちょっと!」「すいません! いまの、いまの大切な点なんです!」などと声を上げ、星氏の進行をシャットアウト。これには共産党の志位和夫委員長も「自衛隊違憲か合憲かという点では立場は違うが、いま問われているのは合憲か違憲かではない。安保法制という立憲主義を壊して憲法違反の法律をつくったことは許せないということで一致している」と枝野代表と同様に強調。さらに冊子について「もうコメントは要らないと思う」としながら、「出しているところはテラスプレスっていうんですか? 出所不明ですよ。安倍さんね、出所不明の文書をね、自民党の本部として国会議員に配るんですか? これ一点を取ってもね、ほんとうに選挙を真面目にやる資格がないと言われてもしようがないですよ」と安倍首相を諭したのだが、安倍首相に聞く耳はなく、またもこう喚いた。

「先程申し上げましたように、私、読んでないですから、反論のしようがないんですよ。いま、いきなり言われたんですが、そんな似顔絵なんかよりもですね、中身についてちゃんと……じゃあ憲法だったら憲法の論争をしましょうよ、星さん!」

 わかりやすいまでに露骨に慌てふためき、何が何でも冊子の話からずらすために野党共闘批判を繰り返す安倍首相。まるでそれが野党の急所であるかのように安倍首相はワンワン吠えるのだが、他方、枝野代表は「私、福井県民なら野党統一候補に投票します」とあっさり返答。それでも安倍首相は「立憲民主党、立憲主義なんでしょ? それを横においておくというのは極めて無責任」などと暴走を止めようとはしなかった。

 自分の党が配布した冊子が問題になっているのに、とにかくそれを無視し、自分の言いたいことだけを言いつづける……。これにはほとほと呆れたように、冊子で攻撃対象となっている野党側も「こういう冊子はやめてくださいよ」(国民民主党・玉木雄一郎代表)、「この冊子については、反省してくださいよ」(志位委員長)と述べるに留まり、“ゆ党”たる日本維新の会の松井一郎代表までもが「出所不明のものをね、まあ自民党も配るのはこれは大人げないと」と苦言。

 しかし、松井代表はつづけて「大事な参院選挙の党首討論で、出所不明のアレをね、本をね、TBSが、TBSが取り上げてやるような話なんかなと、思いますけどね」とメディア批判で安倍首相をフォロー。安倍首相も「私も知りませんよ! 必要ないでしょ! 何のために! くだらなすぎますよ!」と興奮し、この冊子の話題は終わったのだった。

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