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東京医大“女子減点”事件は氷山の一角、就職試験でも女性差別は横行! なのに高須克弥や“女尊男卑”厨は…

東京医大“女子減点”事件は氷山の一角! 就職試験でも女性差別が横行

 だが、“女性に下駄をはかせる”以前に、社会ではデフォルトで男性が下駄をはかせてもらっているのが現実であり、今回の東京医大“女子減点”事件で実際に男女共学の大学が女子だという理由だけで明治時代と同じように排斥するという露骨な女性差別をおこなっていたことが露呈したのである。

 しかも、東京医科大のような女性差別は氷山の一角とみるべきだろう。現に、企業の採用担当者などから「優秀な学生は女性ばかり」という声はよく聞かれるが、現在、大学の就職内定率は女子がわずかに上回る程度。フェアな評価によって採用を決めるのではなく、東京医大のように男子に下駄を履かせ、女子の採用を抑えているという企業・自治体は圧倒的に多いのが実態なのではないか。

 LGBTに対する差別発言で問題となっている自民党の杉田水脈議員は2014年に国会で「男女平等は絶対に実現し得ない反道徳の妄想」などと述べて注目を集め、安倍首相は嬉々として自民党に招き入れた。女性や性的マイノリティの権利を剥奪しようとする議員を引き立てる政権下では、高須氏のような暴論がどんどん出てくるのではないか。そう不安を覚えずにはいられない。

最終更新:2019.12.18 07:08

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